ゆうゆうクラブの忘年会

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[風を感じ、ときを想う日記](729)12/14
ゆうゆうクラブの忘年会

 わが「ゆうゆうクラブ」の年中行事の一つに年末の忘年会がある。リタイアした人たちの集まりなので、年を忘れなければならないものなどなにもないはずだが、それでも一つの区切りとして一献傾けたいのが人情である。

 年の瀬と形容するには時期はちょっぴり早いが、昨日その忘年会が町内の集会所で開かれた。もちろん昼間である。そのホールにジジ・ババ40名弱が集まった。行事そのものを忘れてしまっていた人がいたりして開始時間は少々遅れたが、予定メンバー全員が顔をそろえての華やかな開幕となった。

 オレオレ詐欺にはくれぐれも注意しましょう!などというあいさつの後、すぐ余興に入った。今回はボランティアの人たち4人によるハーモニカの演奏会だった。演奏を一方的に聞かされるのではなく、“主役は参加者”とばかりにみんなの知っている歌の伴奏に徹してくださった。

 全員で声をそろえて懐かしい曲を歌うのはなんとも楽しいものである。ましてアルコール片手に声を張り上げれば、会はいやがうえにも盛り上がっていく。会場は、開始早々から加齢臭混じりの熱気に包まれていった。

 ひと汗かいた後の昼食も、その後繰り広げられたゲームもたいそう満足のいくものとなった。隠棲生活を自任する人たちが、これほどのエネルギーを宿していようとは。どうやら、“一億総活躍社会”になくてはならない人材のようだ。