昼間の忘年会

[風を感じ、ときを想う日記](1221)12/15

昼間の忘年会

 町内の、グラウンド・ゴルフのクラブで昼間の忘年会をやった。先に実施した団体戦の表彰式を兼ねた数年ぶりの宴会だった。当クラブの会員数は30名超だが、この宴に参加したのは30名弱だった。久し振りの賑やかな飲み会だけに期待も大きく、身も心もうきうきとさせながらその場に臨んだ。

 

 実は、このクラブの忘年会は丸5年ぶりのことだ。4年前にももちろん予定していたが、いつもその会場として利用していた市立の集会所が、地盤の不都合で建替えることとなり使えなくなってしまった。そうこうしているうちに、今度はコロナ騒動が始まり、忘年会どころではなくなってしまったわけだ。

 

 その集会所は、1年前には立て替えを終え利用が始まった。しかし、コロナ騒動が尾を引き飲食はとても許される状況にはならなかった。それが今年になってやっとすべての条件が整った。この4年間、グラウンド・ゴルフの大会はもちろん続けてきたが、表彰式はその場で簡単に済ませるのが常だった。

 

 待望の宴が始まった。1時間半が経ち、これから佳境に入ろうとしているときだった。“ぼつぼつお開きにしてはどうだろう”。なんとこんな発言が飛び出した。以前なら、これからが本番とばかりに飲みつづけ、挙げ句の果てに“カラオケ屋にでも出かけるか”というのが常だった。ところが今回は、お開き発言に頷く人が大半だった。高齢化も行き着くところまでいってしまったのだろうか。