ガスコンロの買い替え

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[風を感じ、ときを想う日記](713)9/5
ガスコンロの買い替え

 台所のガスコンロを買い替えた。我が家で使っているキッチンセットは、システムキッチンが普及し始める直前の、セクショナルキッチンと呼ばれるキッチンセットである。流し台、調理台、コンロ台などを並べて据え付けるタイプである。なんと、33年10ヵ月ぶりの部分改修である。

 今回買い替えたのは、ガスコンロがコンロ台と一体になっているガスキャビネットと呼ばれるものである。しかも、そのガスキャビネットのガスコンロの部分だけである。キッチンセットの他の台類、さらにはコンロがセットされている台の部分はなんでもないのでとくに手はつけないことにした。

 今までのガスコンロは、固定され、壁面のステンレスにしっかりとハンダ付けされていた。隙間がなく、見た目はすっきりときれいだが、その部分だけを取り換えようとすると大変なことになりそうだった。できるだけ長く使おう。どうしてもだめになったら、その時はその時だと腹を固めていた。

 さいわい、東京ガスが点検に来てくれたとき、いつも大丈夫だと太鼓判を押してくれていた。しかし、とうとうその決断のときがきた。メーカーのサービス店に問い合わせたら、対応できる製品は用意できる。工事も容易だという。

 新しいコンロはそこにピタリとおさまった。周りとの取り合いもきれいに仕上がっている。我が家の台所は、34年近い歳月を経て元の姿によみがえった。