八月の光

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[風を感じ、ときを想う日記](708)8/9
八月の光

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。

 ・・・ヒマワリは、お日さまの動きにあわせて向きを変えるので、そう呼ばれるようになったといわれています。たしかに、朝は東を向いており、太陽の動きに合わせて徐々に西に向きを変えていきます。そして、夜のうちにまた元の向きに戻り日の出を待つそうです。ところが、ヒマワリの花が太陽の動きに連動するのは、茎の柔らかいつぼみのときまでで、花が開いたら茎が硬くなり東を向いたままになるそうです。

 なんだか、私たちとおなじようですね。加齢とともに身体は硬くなっていきます。心も考え方も固くなり、やることに柔軟性がなくなってきます。そのぶん、豊かな経験をもつ人生の達人たちは、しっかりとした軸をもち、簡単にぶれるようなことはないはずです。・・・

 実は、私はヒマワリの語源となった言い伝えをずっと信じていた。ところがある時、散歩中にそのことに疑問を持たざるをえないような状況に出くわした。ヒマワリがたくさん植えられているところまで来た時、開いている花がそれぞれ勝手な方向を向いているのに気がついたのだ。なかでも、東を向いているものが一番多かった。太陽が西の空に沈みかけていたにもかかわらず・・。

 帰宅して調べてみた結果が、上記小文のコメントとなったわけである。