東京東和町人会総会

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[風を感じ、ときを想う日記](720)10/19
東京東和町人会総会

 ぐずついた空模様は、三日目の昨日になってやっと秋らしい高い碧い空へと変わっていった。まるで、私たちの年次総会を祝福してくれているようでもあった。今年の東京東和町人会総会はそんな晴れやかな空のもと、いつもの東京・築地本願寺の伝道会館で開かれた。

 参加者は、ふるさとからの来賓も含め、60名もの人が集った。これで、強いて残念と言えば、ふるさとの町長に参加してもらえなかったことくらいである。ちょうど、「山口ねんりんピック」と重なり、わがふるさとではアーチェリー競技が始まったばかりだった。まさか、開会式に町長が不在というわけにもいかないので、こちらは断念せざるを得なかった。

 それはともかく、参加者の中に初めて参加された方が6名もいた。ふるさとの人口減少に比例するように、首都圏在住の同郷人が減り続け、会の存続さえ心配されていた。そんな中での新規会員は何とも心強い援軍に見える。

 懇親会では、郷土料理である“茶がゆ”が用意された。たくさんあったはずだが、たちまち売り切れ状態となってしまった。イベントでは、郷里ゆかりの歌もいくつか披露され参加者の郷愁を誘った。

 “ふるさとは遠きにありて思ふもの”というが、同郷というだけで人と人を強く結びつける。これならきっと、来年も盛会となるだろう。