キンモクセイの二度咲き

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[風を感じ、ときを想う日記](816)10/8
キンモクセイの二度咲き

 いま、わが家のキンモクセイが控えめに花をつけている。わが家だけかと思ったら、お隣も同じような花の付け方をしている。彼岸のころ少し咲いていたので今年は二度目の開花ということになる。なにかの異変かと思って、この日記を数年先までたどってみたら、2014年にも同じような現象があったようだ。

 その10月12日の記述は・・・先日写した写真の日付を見ると9月29日になっていた。そのときの花は台風によって吹き飛ばされたはずである。それが証拠に、風に吹き寄せられた花びらの痕跡がいまも木の根元に残っている。今年の開花が不完全燃焼だったため、未練を残しあらためて咲きなおしたのだろうか。

 二度咲きに至った理由はなんだろう。最初に咲きだした花は、房の大きさが例年よりかなり小ぶりだった。未成熟のまま咲き急ぎ、遅れてきた花が後追いしてきたため二度咲くことになったのか。あるいは、開花の途中で台風に吹き飛ばされたので、いわば返り咲きするかたちで開いたのか。・・・

 3年前のときはおよそ2週間空いていたが、今年もそれくらいの間隔で二度咲きしたことになる。前回はなにが原因でそんなことになったのか定かでないが、今年は夏の天候異変がもたらしたものに違いあるまい。いすれにしても、開花そのものは控えめで、かおりもとても弱々しい。

 来年は一度にぱっと咲いて、かおりも思い切り放ってもらいたいものだ。