皇大神宮の人形山車

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[風を感じ、ときを想う日記](808)8/18
皇大神宮の人形山車

 市内にある皇大神宮例大祭を覗いてみた。毎年一月には、七福神巡りで境内の一角にある恵比須様を訪れるため、この神社にももちろんお参りしている。しかし、どんな交通手段を使っても20分以上は歩かなければならないため、真夏の炎天下でのお参りは永らく遠慮させてもらっていた。

 幸い、2週間以上も続く長雨がちょっぴりお休みになったようで、この日の午後は曇り空に薄日のこぼれる比較的涼しいお盆明けとなった。藤沢市重要有形民俗文化財に指定されているという人形山車9基が、3時半にはその境内に勢揃いするという。それを目当てにとにかく出かけてみることにした。

 参道両側には出店が並び、通路は老若男女であふれかえっていた。2キロ近く歩いてきたので、人混みに入るや汗が一気に吹き出してきた。それでも、人の波をかき分けて境内の広場にたどり着いた。そこには、各町内を練り歩いてきたという人形山車9基がすでに勢揃いしていた。

 各町内を代表する山車の上に二層の櫓が乗り、頂上には日本史上に名を残す武将たちの大きな人形が乗ってあたりを睥睨している。日本武尊をはじめ、源頼朝、楠正成、徳川家康といったそうそうたるメンバーである。広場では、改めて一基ずつ紹介され、その都度お囃子とともに見事なパフォーマンスが披露された。

 永年市内に住みながら、初めて目にするきらびやかな異次元の世界だった。