2017-01-01から1年間の記事一覧

お盆イブ

[風を感じ、ときを想う日記](807)8/13 お盆イブ 都内に住む息子から、「今日は山の日の休日なので、実家の近くで子供のころの友達と飲むことにしている。ついては、夜遅くなるので実家に泊めてほしい」という連絡があった。さらには、残りの家族…

八月の風

[風を感じ、ときを想う日記](806)8/8 八月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・夏休みの、子供たちのお相手として喜ばれるのは、なんといってもカブトムシでしょう。 カブトムシは、中世の騎士を連…

アサガオ

[エッセイ 469] アサガオ 浴衣、打ち水、朝顔と並べれば、日本の夏を代表する情緒的な風景の一つとなる。そのアサガオは、自分で種を撒くことから始めるもよし、買ってきた苗を、手間をかけて育てるのもまた楽しみである。もしそれらが面倒なら、立派な鉢…

洗濯機の洗濯

[風を感じ、ときを想う日記](805)7/27 洗濯機の洗濯 最近、洗濯物にゴミのかけらが付着するようになった。ひょっとすると、洗濯機自体が汚れてきているのではあるまいか。そういえば、新しい製品を購入して2年あまりになるが、まだ一度も手入れを…

’17 定期健康診断

[風を感じ、ときを想う日記](804)7/18 ‘17 定期健康診断 先月下旬、年一回の定期健康診断を受けた。検査のための測定項目は、身長、体重、腹囲、採血、尿、胸部レントゲン、胃カメラ、心電図、血圧、そして問診。このほかに便と痰を自宅で用意して…

七月の風

[風を感じ、ときを想う日記](803)7/14 七月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・夏といえば夏祭り、その代表格は1ヵ月間も続けられる京都・八坂神社の祇園祭ではないでしょうか。その山場は、神様の…

満月の七夕

[風を感じ、ときを想う日記](802)7/8 満月の七夕 九州北部は、集中豪雨によって大きな被害を出している。被災者の皆さんには心からお見舞い申し上げたい。その九州を横目に、関東地方は連日快晴の暑い日が続いている。山が高ければ、その脇の谷は深…

タチアオイ

[エッセイ 468] タチアオイ 梅雨のはしりが現れるころ、柔らかい印象をもつタチアオイの花が咲きはじめる。農家の庭先やちょっとした空き地あるいは道ばたなど、水はけの良さそうなところならどこにでも見かけることができる。最初は、足下に咲く普通の草…

ハスとハンゲショウ

[風を感じ、ときを想う日記](801)7/2 ハスとハンゲショウ この時期、ハスが見ごろを迎えているはずだ。昨年は市内の鵠沼藤が谷という所へ出かけた。見事な花が見られたが、今年は他の場所へ行ってみたかった。ネットで見ると、中井町にありそうなこ…

大祓と半夏生

[風を感じ、ときを想う日記](800)6/30 大祓と半夏生 早いもので、今日で前半が終わり、明日からは平成29年の後半に入る。 神道では、6月30日の「夏越しの大祓」(なごしのおおはらえ)と呼ばれる神事によって、一つの区切りをつける。そのハイ…

旧吉田茂邸

[エッセイ 467] 旧吉田茂邸 大磯の吉田茂邸のことは子供のころから知っていた。長じて、同じ湘南地方に住むようになってからも、その存在を意識する機会はたびたびあった。それでも、なぜかそこに行ってみようという気にはなれなかった。先日、その近所に…

アジサイの新名所

[風を感じ、ときを想う日記](799)6/25 アジサイの新名所 JR辻堂駅の北口を出ると、片側二車線の広い道路が北に向かって延びている。道は、湘南ライフタウンの真ん中を突き抜け田園地帯へと入る。その遙か先で、広い通りとぶつかり行き止まりとなる…

二宮せせらぎ公園

[エッセイ 466] 二宮せせらぎ公園 この季節になると、毎年のように伊勢原の「あやめの里」に出向いていた。ところが、ここ数年手入れが行き届かないのか、荒廃が目立つようになってきた。もともと休耕田を生かそうと始められたあやめの里だったが、手を入…

カルガモの子育て

[風を感じ、ときを想う日記](798)6/16 カルガモの子育て 町内を流れる小川では、毎年カルガモがやってきて子育てに精を出す。周りの人たちは、毎日のように川をのぞいては、雛が大きくなっていくのを楽しみに見守っている。ただ、子育てはそれなり…

六月の風

[風を感じ、ときを想う日記](797)6/14 六月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・アヤメからカキツバタへ、そしていま、花はハナショウブへと引き継がれようとしています。「いずれあやめか、かきつば…

島田市ばらの丘公園

[エッセイ 465] 島田市ばらの丘公園 町内の高齢者クラブでは、かつては年1回の初詣ツアーを実施していた。昨年は、1月18日に箱根神社と三嶋大社をダブル初詣する予定になっていた。ところが、当日の朝になって急遽中止となってしまった。前夜からの大…

キジバトの抱卵

[エッセイ 464] キジバトの抱卵 他所へ引っ越したはずのキジバトたちが、その翌日、月曜日にはそろって帰ってきた。その二羽は、中止していた営巣活動をすぐに始めた。 巣作りは、これからが本番と思われた。しかし、メスは座ったまま動かなくなった。も…

パソコンの入院

[風を感じ、ときを想う日記](796)6/2 パソコンの入院 このパソコン、一週間入院していて、いま帰ってきたばかりである。キーが連続して入力されてしまうため、メーカーのサポートセンターと3回、都合約4時間にわたって指導を受けたがうまくいかな…

キジバトの巣作り

[風を感じ、ときを想う日記](795)5/21 キジバトの巣作り 2~3日前のことだった。キジバト(ヤマバト)が2羽、我が家の梅の木にやってきた。小さな枝の上を、あっちへ飛んだりこっちへ移ったりと盛んに動き回っていた。鳥のくせに何かを調べてい…

G・G一泊旅行

[風を感じ、ときを想う日記](794)5/17 G・G一泊旅行 町内のグラウンド・ゴルフのクラブでは、年一回、団体で一泊旅行に出かけている。相互の親睦を兼ね、天然芝の綺麗なコースでプレーを楽しむためである。行先は本格的なコースを4面も備えた裾野…

大内宿

[エッセイ 463] 大内宿 福島県内をめぐる花見ツアーの最終盤は、会津南部の大内宿への立ち寄りだった。ただ、この宿場町については、時代劇映画のセットのようだという知識くらいしか持ち合わせていなかった。 白茶けた広い通りが、緩やかな上り坂となっ…

五月の風

[風を感じ、ときを想う日記](793)5/8 五月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・初鰹はもう賞味しましたか?カツオは、旨味のしっかりとした美味しい魚です。ただ、生のままだと身が柔らかく、特有の臭…

鶴ヶ城

[エッセイ 462] 鶴ヶ城 福島県内をめぐる花見ツアーに参加して、数十年ぶりに会津若松の鶴ヶ城を訪れた。しかし、花の名所であるはずの場内の桜は、一分か二分咲き程度で見るべきものはほとんどなかった。仕方なく、城そのものに興味を集中させることとし…

花見山公園

[エッセイ 461] 花見山公園 中国、晋の時代・太元年間(376~396年)のこと。武陵(湖南省)の漁師が魚を追って川を溯っているうちに、渓谷の奥深くにまで入り込んでしまった。その先で流れは途絶え、桃の花に覆われた小山が見えてきた。その麓には…

三春の滝桜

[エッセイ 460] 三春の滝桜 さくら見物は、開花の状況をよく確かめてから出かけるべきである。まして、やり直しのきかない旅行社のツアーならなおさらのことである。ある程度開花の見通しがたってから、ぎりぎりのところで申し込むべきである。ところが、…

’17 八重洲会

[風を感じ、ときを想う日記](792)4/18 ‘17 八重洲会 開催場所を、会の名前と一致しない別の場所に移してから今回で3回目となる。長年使い続けてきた八重洲のホテルが閉鎖されたためである。その‘17年度の総会が先週の金曜日に日暮里のホテルで…

雑草取りの帰省

[風を感じ、ときを想う日記](791)4/13 雑草取りの帰省 山口県の実家に帰ってきた。実家といっても、家は取り壊してしまったので敷地があるだけである。その敷地に、今年も雑草が芽生え始めていると聞いた。シートを敷き、砂利で覆うなど、それなり…

四月の風

[風を感じ、ときを想う日記](790)4/8 四月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・いま、桃の木が濃いピンクに染まっています。春の喜びを率直に表現した明るい色調です。桃という字の「兆」は、物事の起…

とりあえずの花見

[風を感じ、ときを想う日記](789)4/7 とりあえずの花見 きのう、とりあえずの花見に出かけた。桜は、東京では満開になったというが、この辺りはまだまだである。ただ、この先ぐずついたお天気が続くという。天候の回復を待っていたのでは手遅れにな…

パンジー

[エッセイ 459] パンジー NHKの朝ドラ、「べっぴんさん」が終わった。このドラマの主人公は「すみれ」と呼ばれていたが、その名前ともお別れということになる。子供のころ、春の足元を象徴する花といえばレンゲとスミレだった。学校へ通う道すがら、男の…