七月の風

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[風を感じ、ときを想う日記](803)7/14
七月の風

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。
 
 ・・・夏といえば夏祭り、その代表格は1ヵ月間も続けられる京都・八坂神社の祇園祭ではないでしょうか。その山場は、神様の外泊にまつわる神事です。普段八坂神社で活躍されている神様たちは、7月17日の夜3基の大神輿に分乗して御旅所と呼ばれる“超高級リゾートホテル”に渡られます。そこで7泊静養され、24日の夜再び神社に戻られます。

 御旅所に渡られるときの神事を神幸祭といい、それに先立ってその道筋を浄める行事を山鉾巡行といいます。八坂神社に帰還されるときの神事は還幸祭と呼び、それに先立って行われる行事を花笠巡行と呼びます。これら一連の行事の前夜祭を宵山といっています。

 私たちも、たまには高級リゾートホテルに逗留し、命の洗濯をしてみたいものですね。・・・

 その京都・八坂神社の祇園祭のハイライトである17日が、いよいよ3日後に迫ってきた。一方、九州では、半月間にわたって繰り広げられる博多祇園山笠に続いて、今日14日からは三日三晩続く小倉祇園太鼓が幕を開ける。「無法松の一生」で一躍有名になったあの勇壮なお祭りである。

 現地へ出向くのが無理なら、せめてテレビで熱い血をたぎらせたいものだ。