満月の七夕

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[風を感じ、ときを想う日記](802)7/8
満月の七夕

 九州北部は、集中豪雨によって大きな被害を出している。被災者の皆さんには心からお見舞い申し上げたい。その九州を横目に、関東地方は連日快晴の暑い日が続いている。山が高ければ、その脇の谷は深くなるのが道理であるが、あまりにもはっきりと明暗を分けた気象状況である。

 ただ、関東地方も、絶好の洗濯日和などと好天を謳歌している場合ではない。過去に何度も経験しているように、梅雨末期の集中豪雨は遠からずして西から東へと移ってくる。東日本も、旬日を経ずして九州のような惨状を目の当たりにすることになるかもしれない。心して、十分な準備を整える必要がある。

 ところで、こんな快晴続きのなかで七夕を迎えるのも久しぶりである。昨日7日の昼間は、汗をかきかき日の暮れるのを楽しみに待っていた。今夜はさぞ素晴らしい天の川が見られるはずだと期待に胸を膨らませながら・・。

 ところが、日が暮れてみると、あたりは昼間のように明るい。満月とおぼしきまん丸の月が、東の空から上ってきた。辺りが暗くなったというのに、雲一つない夜空を明るく照らしだしている。暦で見ると、旧暦の十四日に当たっていた。おかげで、天の川がどこにあるのか、織り姫がどこにいるのか、彦星はどうしているのかさっぱりわからなかった。

 降ったら降ったで、晴れたら晴れたで、思い通りにならないことがあるものだ。