白旗神社のフジ

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[風を感じ、ときを想う日記](1031)4/27

白旗神社のフジ

 

 わが家の近所では、木に咲く花はあらかた終わってしまった。足下を見ればまだいろいろな花を楽しめるが、見上げて楽しめるのは葉っぱの間に僅かにしがみついているアメリハナミズキの白い花くらいである。

 

 せっかくいい天気なのだから、青空のほかにも華やかなものを見上げて楽しみたいものだ。そうだ、白旗神社に行けば鯉のぼりがたくさん泳いでいるはずだ。うっかり見逃してしまうところだった。思いついてよかった。

 

 南風が少々強かったが、前屈みになりながら神社への道を急いだ。時折、帽子を押さえて見上げると、快晴の空は抜けるほど奥深く黒みがかった青色をしていた。途中では、道ばたに咲いた花々もたくさん楽しむことができた。

 

 神社には、期待どおりたくさんの鯉のぼりが泳いでいた。おそらく近在の人たちが寄付したのだろう、その数は年々増えている。V字形に張られたロープだけでは間に合わず、鳥居や周りのフェンスにまで飾り付けられていた。

 

 それはともかく、まったく期待していなかったフジの花がまだ咲いていた。弁慶藤と呼ばれる紫色の花はさすがに峠を越えていたが、一方の白い義経藤と呼ばれる方はちょうど満開だった。白い房が、見事な膨らみを見せていた。

 

 見上げて楽しもうと鯉のぼりを見物にきたのに、紫、白、両方のフジまで楽しむことができた。この分では、今夜の満月も見上げて楽しむことができそうだ。

 

(補足)その満月の写真を、夜になって追加で投稿した。