アジサイの新名所

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[風を感じ、ときを想う日記](799)6/25
アジサイの新名所

 JR辻堂駅の北口を出ると、片側二車線の広い道路が北に向かって延びている。道は、湘南ライフタウンの真ん中を突き抜け田園地帯へと入る。その遙か先で、広い通りとぶつかり行き止まりとなる。全長は、私鉄の駅にして4駅分の距離にあたる。突き当たった片側二車線の通りを、右に行くと小田急湘南台駅、左へ行くと慶応大学湘南キャンパスの前を通って寒川町へとつながる。

 行き止まりとなっているT字型の交差点には、「遠藤山崎」と表示されている。その交差点の手前約100メートルの所を起点に、いま来た方向とは逆の、南に向かって道路沿いに小川が始まる。川は、1キロも下ると道路から分かれて水田地帯に入る。田園を流れる小川の両岸には彼岸花が植えられ、秋には真っ赤な二筋の帯が出現する。すっかり有名になった、あの小出川彼岸花である。

 ところで、生まればかりの小さな川だが、両側には立派な緑地帯が設けられ、500メートルに亘ってアジサイが植えられた。いまでは立派に成長し、みんなを楽しませるようになった。このアジサイ彼岸花の道は「花とせせらぎの道」と呼ばれ、初夏と秋にはお祭りも行われるようになった。今年の「遠藤あじさいまつり」は18回目を数え、先週日曜日にそのクライマックスを迎えた。

 私は、混雑を嫌ってあえて翌月曜日にそこを訪れたが、梅雨時ながら好天に恵まれ、七変化の花を存分に楽しむことができた。次は秋の彼岸花である。