洗濯機の洗濯

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[風を感じ、ときを想う日記](805)7/27
洗濯機の洗濯

 最近、洗濯物にゴミのかけらが付着するようになった。ひょっとすると、洗濯機自体が汚れてきているのではあるまいか。そういえば、新しい製品を購入して2年あまりになるが、まだ一度も手入れをしたことがなかった。

 どんな手入れの方法があるのだろう。取扱説明書を引っ張り出して検討する一方、ネットでもあれこれ研究してみた。動画では、当該製品の分解掃除の方法が丁寧に紹介されていた。しかし、いまさらそれを分解してまできれいにする気にはなれなかった。そこで、一番安直な方法に頼ることにした。

 まず、スーパーで洗濯槽専用の塩素系洗剤を購入してきた。税込みでも300円足らず、それほど高価なものではない。これで、分解しなくてすむのなら安いものだ。酸素系というのもあるようだが、その店で見かけることはなかった。

 洗濯コースを「槽洗浄」にセットし、購入してきた例の洗剤を投入して水道の栓を開けた。あとは、洗濯機自身が内蔵コンピュータのプログラムにしたがって忠実に作業を進めるはずだ。出来上がりは12時間以上後になるという。要するにその大半は浸け置きしておくだけだった。

 夜中に洗濯機が作動し、水が勢いよく流される音がした。翌朝、洗濯機のふたを開けてみると、槽内はピッカピカに磨き上げられていた。特別立派なものを買ったつもりはないが、やるべきことはちゃんとこなしているようだ。