白露

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[風を感じ、ときを想う日記](809)9/7
白露

 今日、9月7日とこれからの半月間は、二十四節気でいう白露にあたる。ちなみに、今日の日柄は大安でもある。白露というのは、大気が冷えて草花に朝露がつくようになる時節のことをいうそうだ。ものの本には、セキレイが鳴き始め、オシロイバナが咲く季節であるとも紹介されている。

 春分以降の、昼の時間が夜より長い半年間を「陽」の季節とすると、白露は陽の12番目にあたる最後の節気ということになる。そういえば、夕暮れはずいぶん早くなり、夜明けはつとに遅くなってきた。これが過ぎると次は秋分、いよいよ「陰」の季節に入り、昼の時間は下り坂を転げるように短くなっていく。

 本来なら、本格的な秋を迎え、一年で一番過ごしやすい季節になるはずである。しかし、夏の長雨からそのまま秋雨の季節に入ったようで、不順な天候は続いたままである。もう少し晴れやかな気分にならないものかと、外に出て鉢植えの花の手入れを始めたら、蚊が群れを成して襲ってきた。湿度の高い曇り空のもとでは、蚊たちはいっそう活発に活動するらしい。

 平年なら、「天高く、グランドでは朝露を踏んで白球に興じる」となるはずだが、今年は「雲は低く垂れ込め、ズボンは泥まみれになってしまった!」が実態である。せめて、彼岸のお墓参りくらい、秋晴れのもとで気持ちよくおつとめしいたいものだ。