2018-01-01から1年間の記事一覧

トウモロコシ

[エッセイ 491] トウモロコシ 近所の農家で、トウモロコシを格安に分けていただいた。スイートコーンと呼ばれる甘味種、そのうちの黄色に白い粒の混じったバイカラー粒種というものだった。その日の朝、早起きして採ってきたものだそうだ。まだ朝露に濡れ…

ツクツクボウシの晩夏

[風を感じ、ときを想う日記](865)8/4 ツクツクボウシの晩夏 連日、殺人的な暑さが続いている。昨日はあちらで最高気温が出た。今日はこちらで新記録を更新した。連日のように所を変え、数字を変えて最高気温の記録が更新されていく。毎日、何人も…

逆走台風

[風を感じ、ときを想う日記](864)7/29 逆走台風 台風襲来の前触れと見られる雨が降り出してまる一昼夜が過ぎた。朝食後の、団らんのときになってようやく雲が切れ晴れ間がのぞいてきた。その台風は、すでに瀬戸内海西部あたりまで西下していた。 …

柿の葉寿司

[エッセイ 490] 柿の葉寿司 町内の友人から、奈良・吉野のお土産として柿の葉寿司をいただいた。載せられていた魚は、熊野灘で獲れたという鯖だった。脂がのっており、こくとうまみに満ちあふれていた。こんなに美味しかった?とあらためて目を見張った。…

七月の風

[風を感じ、ときを想う日記](863)7/17 七月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・先ごろ、厚生労働省から平均寿命と健康寿命の調査結果が発表されました。それによると、両者の差は、男性が約9年、…

ポトス

[エッセイ 489] ポトス いま、ポトスの新しい株を育成中だ。ガラス瓶で発根させた茎7~8本を鉢に植え替え、大きく成長するよう朝晩見守っている。例年なら、鉢に簡単に根付き、いまごろはどんどん伸びているはずなのに、今年はなぜか根付きが悪く私たち…

定期健康診査

[風を感じ、ときを想う日記](862)7/7 定期健康診査 今年も、胃カメラによる消化器系統の診査を受けた。前日の夕食以降、食べ物は一切口にしていないので、診査対象となる喉から胃にかけての部分は空っぽである。カメラは鼻から入れるが、垂らされ…

W杯予選リーグ最終戦

[風を感じ、ときを想う日記](861)7/1 W杯予選リーグ最終戦 手元にあるその日の夕刊の見出しを片っ端から挙げてみた。・・「16強進出 ほろ苦い歓喜」「すっきりしない『快挙』」「選手にブーイングも」「結果が全て 負けもよし」「度胸の決断 運も…

梅雨明け?

[風を感じ、ときを想う日記](860)6/28 梅雨明け? 2週間あまり続いた梅雨空が、突如夏空に替わり、連日30度を超える暑い日が続いている。梅雨らしかったのはわずか15日間、それ以降、これから先の一週間も含めてずっと晴れである。およそ4…

クラシック音楽の鑑賞会

[エッセイ 488] クラシック音楽の鑑賞会 孫娘の通う学校の芸術鑑賞会があるというので、彼女の両親とともにクラシック音楽を鑑賞するために出かけていった。会場は東京オペラシティコンサートホール、あの新宿副都心に連なる高層ビル群の一番西の端にある…

六月の風

[風を感じ、ときを想う日記](859)6/17 六月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・6月の第3日曜日は父の日です。アメリカのソノラ・スマート・ドッドという女性が、男手一つで育ててくれた亡き父を…

迎賓館赤坂離宮

[エッセイ 487] 迎賓館赤坂離宮 先日、老人クラブの日帰りバス旅行で、迎賓館赤坂離宮を訪れた。外国の元首クラスの来日や、重要な国際会議が開催されるとき、大抵ここが舞台となる。国会図書館の時代からその存在は知ってはいたが、訪れるのは初めてのこ…

日帰りバス旅行

[風を感じ、ときを想う日記](858)6/12 日帰りバス旅行 台風の接近も心配された梅雨入りの二日目、町内の老人クラブで日帰りのバス旅行に出かけた。参加したのは、高齢者ばかり37名。当初は40名の予定だったが、ドタキャンが出て空席もちょっ…

二宮せせらぎ公園

[風を感じ、ときを想う日記](857)6/5 二宮せせらぎ公園 今年は、花は一様に前倒しになっている。バラやツツジや、サツキだってそうだった。そう考え、「今日しかない」くらいの想いだった。別に思い詰めていたわけではない。しかし、もうすぐ梅雨…

サツキの剪定

[風を感じ、ときを想う日記](856)5/31 サツキの剪定 5月、皐と呼ばれる月は今日でおしまい。そして、サツキの花もあらかた終わった。そのサツキは、花が終わるとすぐ、翌年の開花準備にとりかかるといわれる。もっとも、この特性は、サツキに限…

準優勝

風を感じ、ときを想う日記(855)5/25 準優勝 雨上がりの快晴ではあったが、午後からは雷雨も心配されていた。昨24日、市北部の球技場では、高齢者によるグラウンド・ゴルフの大会が開かれた。主催は市の老人クラブ連合会、後援は例によって某葬儀…

韮山反射炉

[エッセイ 486] 韮山反射炉 エッ、これだけ?これを見るだけで500円?そこには、レンガ造りの煙突と思われる大きな塔が4基建っているだけだった。崩れないように鉄のフレームで補強されているが、それが災いしてか、その建造物はお世辞にも美しいとは…

G・Gクラブの研修旅行

[風を感じ、ときを想う日記](854)5/15 G・Gクラブの研修旅行 今年も、グラウンド・ゴルフの一泊研修旅行に出かけた。例年どおり、5月の第2日曜日からの2日間である。1週間前の天気予報では、1日目は曇り、2日目は雨となっていた。週間天気…

五月の風

[風を感じ、ときを想う日記](853)5/12 五月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・5月の別名はさつき、その皐月に、ツツジよりおよそ1カ月遅れて咲くのがサツキです。こういうと、ツツジとは別の種…

カモの水中ショー

[風を感じ、ときを想う日記](852)5/10 カモの水中ショー 今日から愛鳥週間が始まる。それに先立ち、先日訪れた大船フラワーセンターでは、その鳥にまつわる面白い光景を見物することができた。そこの池で、カモがシンクロナイズドスイミングショ…

連休最後の花見物

[風を感じ、ときを想う日記](851)5/7 連休最後の花見物 連休の最終日は、やはり花見物で締めくくることにした。その主役は、なんといっても大船フラワーセンターのシャクヤクである。例年、連休明けのウィークデーをそれに当ててきた。しかし、今…

近在の花たち

[風を感じ、ときを想う日記](850)5/4 近在の花たち 今年のゴールデンウィークは、遠出はせず、散歩がてら近在で花たちを見て歩くことにした。その気になれば、いつでもどこへでも出かけられる身分である。混雑が避けられないこの季節は、近在で花…

タケノコ

[エッセイ 485] タケノコ わが実家のみかん畑は、孟宗竹に占領されて久しい。わが家に限らず、西日本の耕作放棄地は軒並みそのような惨状に陥っている。そのふる里に帰ってくるなら、タケノコを掘ってきてくれと家内にいわれていた。たしかに、近所で売ら…

四月の風

[風を感じ、ときを想う日記](489)4/21 4月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・漁師が魚を追って川を溯っているうちに、渓谷の奥深くにまで迷い込んでしまった。すると、目の前に満開の花に覆われ…

八重洲会 '18

[風を感じ、ときを想う日記](848)4/15 八重洲会 ‘18 一年ぶりに古い職場の同僚と再会できた。東京駅八重洲口の前にあった勤務先の社屋が、日本橋に移転して半世紀近くになる。この日集まった人たちは、そこで一緒に働いていた古い同僚たちである…

一年ぶりの帰省

[風を感じ、ときを想う日記](847)4/12 一年ぶりの帰省 実家跡地の除草をするため、一年ぶりに帰省した。除草といっても、実際には除草剤を撒くだけである。本来なら、防草対策をしっかりやっているので、そんな作業は必要ないはずだ。しかし、現…

小糸川のしだれ桜

[風を感じ、ときを想う日記](846)4/7 小糸川のしだれ桜 引地川親水公園でソメイヨシノを楽しんだその同じ日、小糸川でもしだれ桜を堪能した。車だと、引地川から10分とかからないところなので、気楽に立ち寄ることができる。その小糸川のしだれ…

引地川の花見

[風を感じ、ときを想う日記](845)3/31 引地川の花見 前回の、大庭城址公園での花見から4日が経った。あのときは五分咲きほどだった引地川親水公園のサクラも、ぼつぼつ見ごろを迎えているころではなかろうか。昨日の金曜日、昼食は自宅で済ませ…

大庭城址公園の花見

[風を感じ、ときを想う日記](844)3/26 大庭城址公園の花見 先週土曜日、東京はサクラが満開になったという。昨年より10日くらいは早いようだ。このあたりはまだだろうとのんびり構えていたが、そのニュースにせき立てられて、散歩がてら近所の…

健康寿命

[エッセイ 484] 健康寿命 先に発表された厚生労働省の2016年の調査によると、日本人の健康寿命は、男性が72.14歳、女性が74.79歳だったそうだ。健康寿命とは、介護を受けたり寝たきりの状態にならず、自分の力で日常生活を送れる期間のことを…