日帰りバス旅行

イメージ 1

イメージ 2

[風を感じ、ときを想う日記](858)6/12
日帰りバス旅行

 台風の接近も心配された梅雨入りの二日目、町内の老人クラブで日帰りのバス旅行に出かけた。参加したのは、高齢者ばかり37名。当初は40名の予定だったが、ドタキャンが出て空席もちょっぴり気になった。それでも、女性が過半を占めていたことから、それなりに賑やかな旅となった。

 旅行成立には最少40名というハードルがあった。それをなんとかクリアしようと、幹事さんたちは連日奔走したそうだ。やっとその下限に漕ぎ着けたとたん、土壇場でむなしく崩れ去ってしまった。ドタキャンは出るは、大雨は降るはで、なんとか乗り切ったとはいえ、まさに泣き面に蜂といったところである。

 今回は都内、目玉は迎賓館赤坂離宮となった。もちろん、それだけでは寂しいので、築地市場堀切菖蒲園を添え物として組み込んだ。築地市場は、豊洲へ移る前の最後の賑わいを記憶に留めておこうというものである。一方の堀切菖蒲園は、この季節最も美しい花を旅行の華に加えようというものである。

 迎賓館は、かつて訪れたことのあるパリのベルサイユ宮殿やウィーンのシェーンブルン宮殿を連想させる。そのため、日本の用意する外交の晴舞台としては、いまひとつ胸を張りきれないのではなかろうかと余計な心配もしたくなる。

 あいにくの雨となり、築地の場外は傘も差せない混雑ぶりだった。一方、迎賓館や菖蒲園では、雨だからこそ味わえるすてきな風情を楽しむことができた。