大庭城址公園の花見

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[風を感じ、ときを想う日記](844)3/26
大庭城址公園の花見

 先週土曜日、東京はサクラが満開になったという。昨年より10日くらいは早いようだ。このあたりはまだだろうとのんびり構えていたが、そのニュースにせき立てられて、散歩がてら近所の様子を確かめにまわった。驚いた。この時期、1日で状況はがらりと変わる。ソメイヨシノはどの木も満開、少し遅れて咲くはずのヤマザクラまでが花をいっぱいにつけていた。

 近所がここまで進んでいるのなら、大庭城址公園もぼつぼついいかもしれない。さいわい、今日はぽかぽか陽気になりそうだ。近所のスーパーでお寿司を買いこみ、ルンルン気分で出かけていった。途中で、引地川親水公園のサクラの様子を覗いてみた。まだ5分咲き程度、子連れで賑わってはいたが、花見にはちょっと早すぎる。そんな光景を横目に大庭城址公園へと向かった。

 ウーン、ちょっと早かったかな?花は7分咲きといったところ。2日前に、千鳥ヶ淵では満開になったというのに、なんでこうも違うのだろう。おそらく、夜の冷え込みが緩い分、開花が遅れるのかもしれない。それでも、サクラたちは、春の陽光をいっぱいに浴びて明るく輝いていた。不十分とはいえ、開花途上のときは勢いが違う。私たちをしっかりと元気づけてくれるにちがいない。

 スーパーで売られていたものなので、取り柄は値段だけのはずだが、花に囲まれていただくお寿司の味はまた格別であった。