[風を感じ、ときを想う日記](1024)3/23
ソメイヨシノの開花
東京では、ソメイヨシノが満開になったという。そうかなあ?と思いつつ、町内の標準木と目されるご近所の大木の様子を見にいった。まだ1~2分咲き程度で、満開にはほど遠い状態だった。この辺りは、東京より暖かいはずだが、朝の冷え込みが弱い分花の目覚めが遅いのかもしれない。
今日は朝から雲一つない快晴の花見日和だった。おそらくまだだろうとは思いつつも、結局桜の見物に出かけることにした。途中の引地川親水公園は、予想どおり数輪咲いている程度だった。今日の目的地、大庭城址公園ははたしてどこまで進んでいるだろう。例年、あちらは、こちらより数日早いのだが・・。
広場の中央に立つ大木は、やはり2分程度の咲き具合だった。三密は避けようといわれるまでもなく、人影もまたまばらだった。それでも、上空の抜けるような青空と足下の緑の芝生が、その大木の威容を存分に引き立たてていた。
桜の花や見物客は少ないが、それに代わって別の花がたくさん咲いていた。この城址公園の丘には、ほかにもいろいろな種類のヤマザクラがある。大きい花びらもあれば、無数の可愛い花びらも。そして、ピンクもあれば真っ白い花びらもある。それぞれが、自分なりに人を楽しませる術を心得ているようだ。
園内には、モモの花もたくさん咲いていた。例年なら、山桜も桃も染井吉野の次に咲くはずだが、今年はどうやら順番がめちゃくちゃになったようだ。