さくら・次々と咲く

イメージ 1

イメージ 2

[風を感じ、ときを想う日記](897)4/4
さくら・次々と咲く

 先週木曜日、大庭城址公園でサクラを楽しんだ。ソメイヨシノは七分咲き程度、満開というにはまだ間があった。それでも、上空は花曇りで、気温も穏やかな暖かさを保っていた。ヤマザクラやモモ、あるいはシャクナゲも咲きそろい、春を存分に満喫することができた。

 一方、その麓を流れる引地川沿いのソメイヨシノは、まだ二分咲き程度でしかなかった。流れに沿って風が吹き抜けるためだろうか、あるいは実際に温度差があるのだろうか、枝に付いた蕾たちは開花をためらっていた。あの、河津桜の宴の後の、ちょっぴり間の抜けた空間のようでさえあった。

 そして、その3日後の日曜日、あらためて同じ所を訪れた。「三日見ぬ間の・・」というからもう見ごろかもしれないと、途中で弁当まで買い込んでの本格的な花見のつもりだった。案の定、駐車場入り口は長い車の行列ができていた。これという場所にはシートが敷き詰められ、小型のテントまで並んでいた。

 花の開き具合は、5~6分咲きといったところ。ただ、木とそれが植わっている場所によって、花の状態は千差万別である。まだ3~4分咲きのものもあれば、満開に近いものもある。これなら、花はまだ当分楽しめそうだ。

 かくして、最初の花見から一週間が経った今日木曜日、ふたたび引き地川沿いにやってきた。花はちょうど満開を迎え、私たちを両手を広げて迎えてくれた。