W杯予選リーグ最終戦

イメージ 1

[風を感じ、ときを想う日記](861)7/1
W杯予選リーグ最終戦

 手元にあるその日の夕刊の見出しを片っ端から挙げてみた。・・「16強進出 ほろ苦い歓喜」「すっきりしない『快挙』」「選手にブーイングも」「結果が全て 負けもよし」「度胸の決断 運も呼ぶ」「攻めない選択『本意でない』」。

 続いて西野監督の談話・・「非常に厳しい選択だ。負けている状況をキープしている自分、チームには納得いかない。本意ではない選択だった。他力を頼った。ただ、W杯にはそういう戦いもあって、その選択が正解と出れば、勝負にも勝ったということかな」。

 朝、NHKのテレビニュースをつけてみたら、理解不能の字幕が表示されていた。急いで、他局のニュースをあれこれ探してみた。やっとその状況が理解できた。ポーランドには0-1で負けたが、ライバルのセネガルとはフェアプレーポイントの差で競り勝ち2位となって決勝進出が決まったのだ。

 負けていながら勝負を避けた最後の10分間は、当然のことながら議論を呼んだ。国内の評価は7-3だろうか。そして、海外の評価は3-7以下かもしれない。冷静な西野監督は、当然それらを覚悟してのことだろう。凡人の自分なら、結局そこまで決断できず、格好をつけて最後まで勝負にいっていただろう。

 それにしても、子供たちに議論させる絶好の「教育テーマ」ができた。議論するたびに、一回りも二回りも大きく成長していくはずである。