2023-01-01から1年間の記事一覧

鯉のぼり

[風を感じ、ときを想う日記](1185)5/5 鯉のぼり 皐月の空は、朝から見事に晴れ上がっていた。おまけに、それなりに風も吹いていた。知らずしらずのうちに、透き通った青空に、薫風に乗って泳ぐ鯉のぼりの姿を想像していた。そうだ、今年も白旗神…

庭木の消毒

[風を感じ、ときを想う日記](1184)5/1 庭木の消毒 今日は、朝のうちは曇っていたがのちに晴れてきた。久し振りに風もなかった。かねて予定していた庭木の消毒をするには最適の環境である。もっとも、庭木全部に施したら労力も大変なので、特定の…

ピンピンコロリを究めようー[その3]   ピンピンコロリは遠くなるばかり

[エッセイ 657] ―ピンピンコロリを究めよう―[その3] ピンピンコロリは遠くなるばかり 人の寿命は、文明の進化とともに大きく伸びてきた。しかし、健康寿命の伸びはそれに追いつけず、むしろ置いていかれているとさえいえる。その結果、不健康期間はさらに…

ピンピンコロリを究めようー[その2]    ピンピンを通すことの難しさ

[エッセイ 656] ―ピンピンコロリを究めよう―[その2] ピンピンを通すことの難しさ ピンピンでない人、つまり健康上の理由で日常生活が制限されており、支援や介護の必要な高齢者は全国で690万人近くいるそうだ。内訳を見ると、軽度な方から要支援1の人…

ハンデキャップに助けられて

[風を感じ、ときを想う日記](1183)4/24 ハンデキャップに助けられて 昨日は、ホームコースのゴルフコンペに参加した。箱根湯本にあるこのコースでは、公式コンペを月に2回ずつ開催している。前半は正規の月例コンペ、後半はスポンサーの協力を…

穀雨

[風を感じ、ときを想う日記](1182)4/20 穀雨 今日は、春を通り越して初夏に近い陽気となった。陽の光の強もさることながら、気温もぐんぐんと上がって、30度に届くところも全国複数地点に上るだろうと見られている。わが家でも、お昼にラーメ…

ピンピンコロリを究めようー[その1]   ピンピンコロリとは

[エッセー 655] ―ピンピンコロリを究めよう―[その1] ピンピンコロリとは 先ごろ逝去されたイギリスのエリザベス女王は、御年96歳だった。ご逝去2日前まで公務をこなしておられたと聞く。まさに、天寿と天命を全うされ、“ピンピンコロリ”を身を以て実践…

苔(コケ)

[エッセイ 654] 苔(コケ) いま、わが家の庭は新緑に輝いている。サツキ、キンモクセイ、そしてウメの類い。なかでも、キャラ木の新芽はひときわ新鮮な色合いを醸し出している。これらに囲まれて、紅一点、庭のアクセントになっているのがカエデの若葉…

清明

[風を感じ、ときを想う日記](1181)4/5 清明 今日は、二十四節気でいう「清明」にあたる。ものの本にも、すべてが清らかに見える時節とあった。たしかに、ここ数日の空模様は、その言葉にぴたりと当てはまるほどすばらしい明るさに満ちたお天気だ…

三日後、一ヶ月後の桜

[風を感じ、ときを想う日記](1180)3/30 三日後、一ヵ月後の桜 この近在では、ソメイヨシノを2回楽しむことができる。少し早いのが、小高い丘の上にある大庭城址公園である。毎年、東京千鳥ヶ淵とほぼ同じ頃、正確にいうとほぼ1日遅れて満開を…

サクラ ほぼ満開

[風を感じ、ときを想う日記](1179)3/24 サクラ ほぼ満開 昨日は、買い物ついでに、雨の中を引地川親水公園に立寄った。サクラの咲き具合を下見するためだ。東京・千鳥ヶ淵のそれは満開になったというのに、こちらはまだ二~三分咲きといったとこ…

老人クラブの劣化と再編

[エッセイ 653] 老人クラブの劣化と再編 雨上がりの日曜日の朝8時、およそ20名の高齢者たちが公園の清掃を始めた。この公園、年末の落葉の最盛期を経て今がゴミの一番少ない時期である。およそ1時間で早々に作業は終わった。私たち老人クラブが担当…

お墓参りとサクラ見物

[風を感じ、ときを想う日記](1178)3/20 お墓参りとサクラ見物 昨日までの一週間は、春の行事でなにやかやと忙しかった。今朝は、久し振りにゆったりとした気分で朝日を眺めることができた。ふとカレンダーに目をやると、彼岸の中日は明日だとい…

白木蓮

[風を感じ、ときを想う日記](1177)3/9 白木蓮 河津桜が葉桜に変わろうとしているころ、もう一方で白木蓮がアッという間に開き、早くも満開になろうとしている。今年は開花が早そうだとは思っていたが、ここ数日の記録的な暖かさでそれが一気に加…

三月の風

[風を感じ、ときを想う日記](1176)3/6 三月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・6日は二十四節気でいう「啓蟄」にあたります。ものの本には、土の中で冬ごもりしていた虫たちが這い出してくるころ…

三月三日

[風を感じ、ときを想う日記](1175)3/3 三月三日 今日は、もともと上巳の節句といった。その上巳を広辞林でみると、「五節句の一つ。陰暦三月三日、女子の祝いの日としてひなを飾り、白酒・桃の花・草もちなどを供えてひな祭りをする。宮中では曲…

早春の引地川親水公園

[風を感じ、ときを想う日記](1174)2/27 早春の引地川親水公園 引地川親水公園のサクラ見物は、月末の月曜日をおいてほかにないと考えていた。河津桜が満開直前に達し、見ごろを迎えると予想されたからだ。それに、なによりお天気がよく、かなり…

掻い巻き

[エッセイ 652] 掻い巻き この冬の、始まりのころだった。夜寒くて熟睡できない日が続いた。朝方冷えてくると、肩の辺りから冷気が忍び込み、熟睡を妨げてしまうのだ。そうだ、掻い巻き(かいまき)を使えばいいや。まだ、押し入れの下の方にしまい込ん…

サクラとメジロ

[風を感じ、ときを想う日記](1173)2/21 サクラとメジロ 今日あたり、あのサクラは満開になっているのではなかろうか。例年、飛び抜けて早く咲くあの若ザクラは、丘の南面に拓かれた分譲住宅の、そのうちの一軒の庭に植えられている。音を立てて…

フキノトウ

風を感じ、ときを想う日記(1172)2/19 フキノトウ グラウンド・ゴルフの仲間からフキノトウをいただいた。郊外へ出かけたとき、畦道で摘んできたのだそうだ。早速、家内に調理してもらうことにした。メニューをどうするか、ああでもないこうでもな…

有明の月

風を感じ、ときを想う日記(1171)2/17 有明の月 昨日、2月16日の朝のことだった。二階の南側の雨戸を開けたところ、目線の先に細くなりかけた有明の月がくっきりと浮かんでいた。真南よりやや東寄り、ちょうど今年の歳徳神のおられる方角だった…

ちくのう症

[エッセイ 651] ちくのう症 首相が慢性副鼻腔炎の手術を受け、元気に退院されたという。副鼻腔炎?ひょっとして、ちくのう症(蓄膿症)のことではなかろうか。なにかとても身近に感じたので、とっさにそう思った。早速、自宅の医学事典を持ち出して調べ…

所得税の確定申告

[風を感じ、ときを想う日記](1170)2/11 所得税の確定申告 今年も、所得税の確定申告をしなければならないときがやってきた。「しなければならない」と表現したが、われわれの場合は「しなくてもすむが、しなければ損になる」というケースにあた…

二月の風

[風を感じ、ときを想う日記](1169)2/6 二月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・4日は立春、一年の事実上のスタートです。八十八夜も二百十日も、立春からの経過日数をいいます。立春の前夜は節分…

リスキリング

[エッセイ 650] リスキリング 国会中継のテレビニュースで、首相答弁の中に「リスキング」だったか「リスキリング」だったかの単語が入っていた。聞き慣れない言葉なので、口の中で何度も反復してみた。“リスク”に関連する言葉なのか、あるいは“スキル”の…

寒中の植物たち

[風を感じ、ときを想う](1168)1/30 寒中の植物たち 今日は、どちらかというと寒い日だった。その代わり、空は雲一つない快晴だった。おまけに風もなかった。これほど屋外で過ごすに適した日和はめったにない。そんなわけで、引地川親水公園のカ…

厳冬のゴルフ

[エッセイ 649] 厳冬のゴルフ 昨日、箱根湯本にあるホームコースで、厳冬のゴルフを楽しんだ。同コースのメンバー仲間からお誘いを受けてのことである。冬の間は、ゴルフはお休みしようと思っていたが、せっかくなのでその提案に乗ることにした。受付に…

ヴァイオリン協奏曲

[エッセイ 648] ヴァイオリン協奏曲 昨、日曜日の夜、大河ドラマを見たあと、いつものように風呂を使った。ゆったりとした気分で夜具を整えながら、テレビをNHKのクラシック音楽館にあわせた。と、いきなり一番ひいきにしている曲が流れ出した。メンデ…

木に咲く初花

[エッセイ 647] 木に咲く初花 冬に入ってこのかた、散歩の折に上空を眺める機会がめっきり少なくなった。落ち葉をカサカサと踏むのが楽しくて、足下ばかり見つめているためではない。木に咲く美しい花がなくなってしまったためだ。もちろん、紅葉の美しい…

一月の風

[風を感じ、ときを想う日記](1167)1/14 一月の風 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。 ・・・新しく迎えた卯年のキャラクターはウサギです。ところがその兎は、かつてはたくさんの誤った認識をもたれていたよ…