庭木の消毒

[風を感じ、ときを想う日記](1184)5/1

庭木の消毒

 

 今日は、朝のうちは曇っていたがのちに晴れてきた。久し振りに風もなかった。かねて予定していた庭木の消毒をするには最適の環境である。もっとも、庭木全部に施したら労力も大変なので、特定の木に絞って実施することにした。

 

 一番のお目当ては、玄関脇に植えられているモッコクである。例年今ごろになると、新芽が出そろい、色は薄緑色から成熟した緑色へと変わっていく。いつもこのタイミングを狙って葉巻虫が巣作りを始める。新芽を円錐形に巻くようにして、その中に卵を産み付ける。巣立った後の葉っぱは、そのままの醜い姿をさらすことになる。木全体がその巻かれた枯れ葉で覆われた状態になる。

 

 もう一つは、花だけ咲く梅の木である。わが家では“想いのまま”と呼んでいる。春先になると、枝に2種類の虫が付く。カイガラムシの一種と思われるものと、わらじのような格好をした気持ちの悪い虫である。ここ数年見かけるようになった新顔で、ネットで見たらアカホシテントウムシの幼虫と説明されていた。

 

 そしてもう一種はサルスベリである。例年この時期になると、幹の肌に白い虫が張り付く。被害というほどの悲惨な結果にはならないが、やはり目にしたくない光景である。今年はどうしたわけか出遅れているようだ。

 

 例年、植木屋が隣近所ひっくるめてやってくれるが、今年はまだ声がかかってこない。結局、自分でやることになったが、とにかくこれで一安心である。