2008-01-01から1年間の記事一覧

七五三

[風を感じ、ときを想う日記](220)11/15 七五三 今日は、朝から薄日の差す暖かい日であった。午後から少しずつ雲が厚くなってきたが、お出かけにはまずまずのお天気だったといっていい。 数年前なら七五三参りに出かけるところだが、わが家はすでに…

冷蔵庫の発煙・発火

[風を感じ、ときを想う日記](219)11/14 冷蔵庫の発煙・発火 一週間前、新聞に次のような小さな記事が出ていた。「東芝HAは5日、長期使用した同社製冷蔵庫で劣化が原因とみられる発煙・発火事故が昨年から今年にかけて計5件発生したと発表した。同…

優勝記念セール

[風を感じ、ときを想う日記](218)11/12 優勝記念セール プロ野球日本シリーズは、11月9日の日曜日、西武が3対2で巨人を下し4勝3敗で日本一に輝いた。西武系のデパート、「西武」と「そごう」ではさっそく優勝記念セールが始まった。両デパートとも…

合掌造りの里

[エッセイ 224](新作) 合掌造りの里 参考資料を探していたら、茅葺屋根の葺き替え作業をしている写真を見つけた。その人数の多さから、まるでハエが食べ物に群がっているように見えた。なんでも、200人近い人が急勾配の大きな屋根に取りついているの…

会社OBの集まり

[風を感じ、ときを想う日記](217)11/9 会社OBの集まり 在職中それなりに頑張った人たちの会がある。会員約100名。毎年何人かが去り、新たに何人かが加わる。 年齢順に並べられたその名簿を見ると、私の名前は63番目にあった。一昨年のリスト…

冬の到来

[風を感じ、ときを想う日記](216)11/7 冬の到来 朝、目覚めたときは小雨だった。朝食のころ、その雨粒は目には見えないくらいになっていた。これなら傘はいらない。そう思いつつ、結局カバンに入れて持ち歩いてしまった。昼の帰宅時には晴れ間もの…

同期の集まり

[風を感じ、ときを想う日記](215)11/6 同期の集まり 年2回をめどに始まった集まりも、今回で16回目を迎えた。回を重ねれば、波風の一つもあってもおかしくはないが、とにかくよく続いている。このブログでも、同期会、同期の桜、高校の同期会な…

文化の日

[風を感じ、ときを想う日記](214)11/3 文化の日 11月3日は、晴れる確率の極めて高い日、いわゆる「特異日」にあたるそうだ。ところが、東西に連なる雲の帯に覆われたため、全国的にいま一つはっきりしないお天気になってしまった。それでも、薄…

国盗りの城

[エッセイ 223](新作) 国盗りの城 美濃の国盗りに成功した斉藤道三は、天文8年(1539)、稲葉山に城を築く。もともと、鎌倉時代に築かれた砦のあった所である。道三は、11年後の天文20年(1551)、守護の土岐頼芸を追放し美濃の国の実権を握る。 斉藤道…

ハロウィン

[風を感じ、ときを想う日記](213)10/31 ハロウィン “Trick or treat! (お菓子をくれないといたずらするよ!)”。仮装した子供たちが、こう叫んで家々を訪ねる。応対に出たその家の主人は、 ”Happy Halloween (ハロウィン。おめでとう)”と応じて…

美濃、飛騨の旅

[風を感じ、ときを想う日記](212)10/30 美濃、飛騨の旅 私の最後の未踏県、岐阜県に行ってきた。歳もとしなのでツアーに便乗したかったが、それ単独の企画商品はどこにも見当たらない。新幹線で行けば簡単だが、行動がかなり制限される。結局、自…

人も鮭か

[エッセイ 36](既発表 5年前の作品) 人も鮭か 先週土曜日、郷里で開かれた中学校の同期会に初めて参加した。1954年の卒業であるから、ほぼ50年ぶりに出会う人も多い。私が60歳になったとき、その同期会は一度開かれていた。その時私はまだ現役…

東京東和町人会 ’08

[風を感じ、ときを想う日記](211)10/27 東京東和町人会 '08 故郷から、町長をはじめ町議会議長や議員も出席し、にぎやかに繰り広げられるはずだった。ところがこの日、故郷は選挙の投票日にあたっていた。町長と町議会議員の選挙である。 結局、…

バナナダイエット

[エッセイ 222](新作) バナナダイエット わが家では、バナナが数本、いつでも食べられるよう台所の棚の上に用意されている。ところがここ数カ月、いつものところにいつものものが見当たらない。なんでも、そのバナナが市場で極端に不足しているのだとい…

霜降

[風を感じ、ときを想う日記](210)10/23 霜降 今日およびこれからの半月間は、二十四節気でいう霜降(そうこう)にあたる。文字だけみるとシモフリと読んでしまいそうだが、牛肉のことではなく季節を表す言葉である。里でも、露が冷やされ霜が降り…

尿酸値Ⅱ

[風を感じ、ときを想う日記](209)10/21 尿酸値 先月受けていた健康診断の結果をもらった。今回の健診では、特に気にしていた項目が二つあった。初めて受けたC型肝炎ウィルスの検査結果と、以前から気にしていた尿酸値の動きである。 C型肝炎ウィル…

尿酸値

[エッセイ 103](既発表 3年前の作品) 尿酸値 ここ一週間、晩酌は「その他の雑酒◆廚魍擇靴鵑任い襦ビールに含まれている麦芽が、私の健康にはあまりよくないと聞き、大豆たんぱくなどが主原料のいわゆる第三のビールに切り替えたためである。 先月受診…

秋深まる

[風を感じ、ときを想う日記](208)10/20 秋深まる 13日分、852通。これは、帰省で留守にしている間に溜まった新聞と迷惑メールの数である。 新聞は、太い文字だけ目を通すことにした。大きな事件は、大半が結果が見えているのでそれで十分であ…

秋晴れ

[風を感じ、ときを想う日記](207)10/2 秋晴れ 八重山や台湾を荒らしまくった台風15号は、前回の13号とほとんど同じコースをたどって日本に接近してきた。しかし、途中で腰砕けとなり、ただの低気圧になり下がってしまった。 それでもさすがは元…

金融危機

[風を感じ、ときを想う日記](206)10/1 金融危機 今回の金融危機で、世界の株式時価総額は、11カ月前のピーク時に比べ2千兆円も目減りしたそうだ。これは、全世界であげるGDP(名目国内総生産)の約4割に相当するそうだ。 米下院は、金融危機…

汚染土壌と偽装生コン

[エッセイ 221](新作) 汚染土壌と偽装生コン わが家からそう遠くない所に、ある通信会社の社宅があった。約半世紀前に建てられたコンクリート造りの中層住宅4棟からなる団地である。10年くらい前から空室が目立つようになり、とうとうゴーストタウン…

交代劇

[風を感じ、ときを想う日記](205)9/29 交代劇 今年は、彼岸を過ぎても暑さが収まらないのでどうしたのだろうと思っていたら、二日遅れでちゃんと諺どおりになった。日本上空に居座っていた南の熱い空気が、やっと北の冷たい空気と入れ替わったよう…

トキ

[エッセイ 220](新作) トキ トキが佐渡の大空に舞った。1981年、佐渡に生息する日本最後の野生のトキ5羽が、一斉に捕獲されて以来実に27年ぶりのことだという。 佐渡のトキ保護センターを訪れたのは、もう十数年も前になる。まだ、「キン」や「…

永平寺

[エッセイ 73](既発表 4年前の作品) 永平寺 会社に入って3年目、25歳のころであったと思う。会社から、鎌倉の円覚寺に2泊3日の座禅に行ってこいといわれた。このとき、2年先輩の人たちは、1週間の永平寺の修行に出かけていった。頭を丸めて帰っ…

不幸中の幸い

[エッセイ 33](既発表 5年前の作品) 不幸中の幸い 「ガ・ガ・ガ・ガ・・・・」はっと我に返った。 きのうの秋分の日はとりわけ快適な日和であった。今年は夏が涼しかった分、その反動なのか9月が猛暑となった。いささかうんざりしていたところ、彼岸の…

秋分の日杯

[風を感じ、ときを想う日記](204)9/24 秋分の日杯 昨日は、ホームコース恒例の「秋分の日杯」というゴルフコンペに参加した。熱中症にかかりやすい私は、夏の間、屋外スポーツにはなるべく手を出さないようにしている。今夏も、6月第1日曜日の「…

曼珠沙華

[風を感じ、ときを想う日記](203)9/22 曼珠沙華 彼岸の入りとともに、今年もあちこちで赤い花が目につくようになった。さっそく、彼岸花の名所である小出川の土手を訪ねてみた。両岸に、何百メートルにもわたって深紅の帯が連なっている。 小出川は…

台風13号

[風を感じ、ときを想う日記](202)9/20 台風13号 今日9月20日は、立春から数えて230日目にあたる。今年初めて本土に近づいてきた台風13号は、“二百二十日”からは10日、“二百十日”からは20日も遅れてやってきたことになる。 予報では、…

流鏑馬

[エッセイ 219](新作) 流鏑馬 すぐ目の前を、猛烈な勢いでダンプカーが走り抜けていく。流鏑馬(やぶさめ)は、そんな迫力をもってすぐ間近で見守る観衆たちに迫ってくる。 馬がスタートしてまもなく、パーンという乾いた音が響き、万雷の拍手が起こっ…

敬老の日

[風を感じ、ときを想う日記](201)9/15 敬老の日 今日、9月の第3月曜日は敬老の日、国民の祝日である。「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」のが趣旨だそうだ。あらたまってそういわれてみると、ちょっと恥ずかしい気もす…