七五三

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[風を感じ、ときを想う日記](220)11/15
七五三

 今日は、朝から薄日の差す暖かい日であった。午後から少しずつ雲が厚くなってきたが、お出かけにはまずまずのお天気だったといっていい。

 数年前なら七五三参りに出かけるところだが、わが家はすでに該当者全員がそれを通り抜けている。七五三参りは、起源は平安時代にまでさかのぼるが、現在のような形に整えられたのは江戸時代といわれている。

 7歳のお祝いは「帯解(おびとき)の儀」といい、女児が対象である。5歳のお祝いは「袴着(ちゃこ)の儀」という男児の行事である。袴着の儀は3歳のときも行われていたが、いつのまにかすたれ現在ではあまり見かけられなくなった。3歳のお祝いは「髪置(かみおき)の儀」といい、女児が対象である。

 7歳の女子は着物に祝い帯、男子は羽織に袴、3歳の女児は肩上げをした着物に朱赤のちゃんちゃんこというのが七五三の伝統的な盛装である。なぜか、千歳飴が小道具として年に一度登場する。

 古い慣習では、お参りは11月15日と決まっていたが、いまでは家族の都合が優先される。この季節、休日であればいつでも神社は七五三の晴れ着で混みあうという。