地鎮祭

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[風を感じ、ときを想う日記](396)11/4
地鎮祭

 長男は、たとえ小さくとも23区内に一戸建ての家を持ちたいといっていた。厳しい勤務実態から、なるべく都心に近いところに住みたいのだそうだ。その願いがかなって、昨日、西荻窪地鎮祭をとり行った。

 街路はよく整備されており、用途地域の制約からあたりに高層建築物は一つもない。決して広くはないが南側は公道に面して日当たりもいい。近くには、善福寺池という池と森が一体になった自然豊かな公園もある。

 いつもながら、文化の日はお天気に恵まれる。透き通るような青空のもとで、地鎮祭はおごそかにすすめられた。30年前のわが家のときは、お供え物などは当方で用意したが、今回はすべてを建設会社で整えてくれた。これで、新学年から、孫たちは新しい小学校に通うことになる。

 祭壇の後片付けをしている神主と建設会社の社長がなにか話をしていた。突然、聞き覚えのある神社の名前が耳に入ってきた。神職の友人が務めている阿佐谷の有名神社である。まさかと思いつつ、「もしかして!」と聞いてみると間違いないという。そうと知っていれば最初から本人に頼めばよかった・・。

 昼食の後、友人をその神社に訪ねた。七五三参りの応対に大わらわだったが、お昼を過ぎてやっと一段落したところだという。偶然の出会いは、こんな広い東京にも無造作に転がっているようだ。