冷蔵庫の発煙・発火

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[風を感じ、ときを想う日記](219)11/14
冷蔵庫の発煙・発火

 一週間前、新聞に次のような小さな記事が出ていた。「東芝HAは5日、長期使用した同社製冷蔵庫で劣化が原因とみられる発煙・発火事故が昨年から今年にかけて計5件発生したと発表した。同社は1983年以前に製造した冷蔵庫の使用を中止するよう顧客に呼び掛ける。問い合わせはフリーダイヤル・・・。」

 わが家にも心当たりがあった。「もしもし、東芝製で、型番○○を使用中の者ですがどうしたらいいでしょう?」「その型は1981年製で、今回のことに該当します。なるべく早く使用を中止してください」「引き取ってもらえるのでしょうか?」「ご自身で処分してください」「メーカーからはなにかお手伝いをいただけるのでしょうか?」「別に何もありません!」

 一方、昨日の新聞には、「下記ナショナル製品を探しています」として、5種類の製品の点検を呼びかけるチラシが折り込まれていた。その中に、1989年~1992年製の冷蔵庫も含まれていた。そのチラシには、「発煙・発火に至るおそれがあります。無料にて部品交換をさせていただきます」と書かれていた。

 両社の該当製品には10年近い時間差はあるが、「古い」ということにおいて大差はない。いずれ、「定額給付金」が下り次第、それを元手に買い換えるつもりであるが、今回の両社の対応はしっかりと参考にさせてもらうつもりである。

 こんな古いものをいつまでも使っていること自体いかがなものかといわれそうだが、民間企業にあるまじき企業姿勢もまたいかがなものであろう。