2012-01-01から1年間の記事一覧

ツツジとサツキとシャクナゲと

[エッセイ 343] ツツジとサツキとシャクナゲと 名残の桜見物に出かけたとき、シャクナゲの赤い花をたくさん見かけた。一つひとつの花はツツジと変わらないのに、それが十個以上も集まって球状になっているのでたいそう豪華に見える。しかし、葉っぱや木の…

しもやけ

[エッセイ 342] しもやけ ♪さざんか さざんか さいたみち たきびだ たきびだ おちばたき あたろうか あたろうよ しもやけおててが もうかゆい♪ この冬、折に触れこの歌が頭をよぎった。巽聖歌作詩の童謡「たき火」の二番である。 寒さが厳しくなるにつれ…

親友の旅立ち

[風を感じ、ときを想う日記](506)4/27 親友の旅立ち がんを発病したのはもう3年以上も前になる。それでも、一旦はすっかり元気になりリハビリに精を出していた。一昨年秋には、建設中のスカイツリーを一緒に見に行ったりもした。しかし、結果的に…

グラウンドゴルフ大会

[風を感じ、ときを想う日記](505)4/26 グラウンドゴルフ大会 火曜日、町内のグラウンドゴルフ仲間4人と、市内の協会が主催する大会に参加した。参加予定人員は320名、ところが雨で一日順延となったため2~3割の欠席者が出ていた。前日と打っ…

私のゆうゆうクラブ

[風を感じ、ときを想う日記](504)4/23 私のゆうゆうクラブ 私の町内には、ゆうゆうクラブという名の高齢者の会がある。現在の会員はちょうど50名、町内に住む60歳以上の希望者でつくる親睦組織である。 この会では、会員はもとより地域のための…

第二のふる里

[風を感じ、ときを想う日記](503)4/21 第二のふる里 第二のふる里という言葉をよく耳にする。たいていは、親元を巣立ち、新しい独立した生活をスタートさせた居住地をいう。ところが、私の第二のふる里は、会社に入り最初に配属された事業所の所在…

同期ゴルフへの想い

[風を感じ、ときを想う日記](502)4/18 同期ゴルフへの想い 毎年、春秋の2回、高校の同期生で一泊のゴルフに出かけている。宿泊場所は箱根の中腹・強羅のあたり、ゴルフ場は一番下の湯本の近くである。 この企画を始めて12年になる。最初のころは…

花吹雪

[風を感じ、ときを想う日記](501)4/13 花吹雪 今年は、サクラの一番見ごろのときに、花見の機会をつくることができなかった。3回も春の嵐に見舞われ、4日間の帰省とも重なってしまったのだ。昨日の木曜日、やっとそのチャンスが巡ってきた。もう…

今回が最後?の同期会

[風を感じ、ときを想う日記](500)4/10 今回が最後?の同期会 実家のある郷里に、3カ月ぶりに帰った。中学時代の同期会に参加するためだ。その会の案内状には、高齢になったので今回が最後になるかもしれないと書いてあった。参加しないまま本当に…

花々の華々しい春

[風を感じ、ときを想う日記](499)4/6 花々の華々しい春 サクラにはちょっぴり早いが、なにかきれいな花でも撮れないだろうかとカメラをもって出かけてみた。自宅を出て数丁も行っただろうか、さっそく濃いピンクの花に出くわした。あるお宅の庭に植…

家族そろって歌合戦

[風を感じ、ときを想う日記](498)4/4 家族そろって歌合戦 春休みなので、都合のつく孫3人が2泊3日の予定でわが家に来てくれた。ちょうど日曜日だったので、都合のつく親たち3人も彼らを送って来てくれた。たまにはみんなでカラオケにでも行くか…

春の嵐

[風を感じ、ときを想う日記](497)4/1 春の嵐 季節の変わり目に当たるころは、お天気の長期予報もよく当たる。昨日土曜日の予報は、一週間前から傘マークがついたままになっていた。そして、当日はそのとおりに降った。降ったというより、大嵐になっ…

N響アワーの終了

[エッセー 341] N響アワーの終了 N響アワーが3月25日で終了した。毎週、日曜日の夜を楽しみにしていただけに残念でならない。かつては、それに加えて歌謡曲専門の番組まであった。テレビ東京で日曜日の午後10時から放送されていた「演歌の花道」で…

咽頭炎

[風を感じ、ときを想う日記](496)3/25 咽頭炎 木曜日の夕方近くだった。急にのどに違和感を覚えるようになった。“テレビなんぞ観てないで、早く休もう!”そう思って早めに床についた。 翌朝ウグイスの声で目が覚めた。まだ東の空が白んできたばかり…

吊るし雛

[エッセイ 340] 吊るし雛 話しには聞いていたが、実際に目にしたのは平塚の七夕のときが初めてである。にわか雨で、たまたま逃げ込んだ人形店に、たくさんの小さなぬいぐるみが連なって吊るされていた。そのときは、飛騨高山の“さるぼぼ”を連想しただけで…

青野川の河津桜

[エッセイ 339] 青野川の河津桜 河津町に桜見物に行ったとき、地元の植木屋にこんなことをいった。「そんなにたくさんの苗木を売っていたら、全国どこででも河津桜を見ることができるようになって、河津に来る人がいなくなるんじゃないの!」。もう一昔以…

ジンマシン?

[風を感じ、ときを想う日記](495)3/17 ジンマシン?」 たしか月曜日だったと思う。入浴中に、腕に湿疹ができていることに気がついた。小さな赤い斑点が、ところどころにまとまって現れている。火曜日になると、赤い斑点はさらにその数を増やし全身…

河津桜と吊るし雛

[風を感じ、ときを想う日記](494)3/9 河津桜と吊るし雛 例年この季節になると、伊豆方面に一泊で旅行することにしている。わが家の、創立記念日を祝ってのことだ。当初は今週の初めを予定していた。ところが、直前になってお天気が大きく崩れそうだ…

トマト

[エッセイ 338] トマト わが家の朝食には、ヨーグルトのほかに果物が一品付けられる。初冬から春半ばにかけてはリンゴが、それから先、晩秋まではトマトがその役割を担う。もっとも、トマトは果物ではなく野菜の部類に入るようだが・・。 いつものことだ…

大雪

[風を感じ、ときを想う日記](493)2/29 大雪 今シーズン初の本格的な雪になった。朝方から降り出した雪は、昼過ぎには5センチくらいに達した。向かいの屋根に、白いものがドンドン積もっていく。それが限界に達したころ、塊となって勢いよく滑り落…

観梅ウォーキング

[エッセイ 337] 観梅ウォーキング 昨日の日曜日、町内の高齢者9人で曽我梅林周辺のウォーキングに出かけた。曽我と聞くと、すぐ「曽我兄弟の仇討」を連想する。途中に、曽我兄弟の母親・満江御前のお墓もあった。ところが、曽我兄弟という名前と仇討は知…

ナマコと酢橙

[風を感じ、ときを想う日記](492)2/26 ナマコと酢橙 お土産にいただいたのは、ナマコとスダイダイ、それにほうじ茶だった。ナマコは内臓を抜き、食べやすい大きさに調理してあった。それにおろし大根を添え、スダイダイの酢をたっぷりとかける。ス…

ヤット咲く

[風を感じ、ときを想う日記](491)2/19 ヤット咲く 毎月、第3土曜日は公園掃除の日である。元気な高齢者がたくさん集まって、早朝から街の中心部にある公園の清掃で汗を流す。この日も、霜柱を踏みながら、落ち葉や紙くずを精力的に掃き集めた。し…

牡蠣

[エッセイ 336] 牡蠣 寒い日は牡蠣(カキ)鍋が美味い。しかし、今年は値段が高くてなかなかお目にかかれない。カキの品薄、高止まりは、あの大津波によって、三陸地方の養殖イカダが壊滅的な打撃を受けたためと伝えられている。2割近い商品が消えると、…

駅前留学の留年式

[時を感じ、ときを想う日記](490)2/13 駅前留学の留年式 先週の土曜日は、駅前留学の締めくくりの日となった。第2、第4土曜日の午後、駅前の高校で行われている英会話教室は、この日が年度最後の授業となった。来月には春休みに入るためである。 …

e-Tax 2012

[風を感じ、ときを想う日記](489)2/8 e-Tax 2012 インターネットでの確定申告は、今年で4年目になる。帳票類は、家内が早くから整理してくれていたので、いつでもとりかかることができた。それでも、まだ時間があると思うと、すぐ腰をあげる気には…

空振りの初打席

[風を感じ、ときを想う日記](488)2/5 空振りの初打席 例年のことだが、1月はなかなかゴルフを楽しむ機会に恵まれない。前半は正月行事に、中盤は大きな会合と重なってしまう。やっと訪れたのが、25日にホームコースで行われる高齢者向けゴルフコ…

映画会

[エッセイ 335] 映画会 町内の映画会で「七人の侍」を観た。1954年発表というから半世紀以上も前の作品だが、古臭さなどまったく感じさせない。全編3時間27分があっという間に過ぎていった。さすが黒沢作品、歴史に残る超大作である。 ときは戦国…

初詣ツアー

[エッセイ 334] 初詣ツアー あの大震災以来、社会における“絆”の重要性が再認識されるようになった。私の場合は、ドーナツ型だった友人関係をアンパン型に進化させ、さらにはその中身を充実させようと、昨春からご近所での友達づくりに精を出している。そ…

久賀倶楽部のパーティー

風を感じ、ときを想う日記(487)1/16 久賀倶楽部のパーティー 昨日、旧久賀町出身者でつくる東京久賀倶楽部の総会が東京・築地のホテルで開かれた。参加者は60名あまり、故郷からは町長以下10名が駆けつけてくれた。大混雑という訳ではなく、そ…