駅前留学の留年式

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[時を感じ、ときを想う日記](490)2/13
駅前留学の留年式

 先週の土曜日は、駅前留学の締めくくりの日となった。第2、第4土曜日の午後、駅前の高校で行われている英会話教室は、この日が年度最後の授業となった。来月には春休みに入るためである。

 20名あまりがまとめの勉強をした後、打ち上げの会に移った。それぞれが得意な料理やお菓子などを持ち寄り、この1年間の努力をたたえ合った。参加者同士の会話は、普段はそれほど多くを持つことができないので、このときとばかりに盛り上がった。

 高校の先生2人で、ボランティアで始められた父兄対象の英会話教室は、こうして11年間も続いた。参加者たちは、英語の勉強のほかに、多くの人と交流ができることを喜んでいる。先生方も、いろいろな社会人に接することができるとまんざらでもないようだ。

 勉強の成果は、熱心な先生方には申し訳ないが、とても胸を張れるようなものではない。それでも、勉強すること自体に大きな意義がありそうだ。さらには、交流の機会が増え、世間が広がったことも嬉しい収穫である。

 勉強に終わりはない。まして語学となると、多少かじったくらいでは成果は出てこない。先生もこれからも続けたいと積極的な姿勢を崩されてはいない。結局、全員が留年を決め、4月の再会を楽しみにすることになった。