春の嵐

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[風を感じ、ときを想う日記](497)4/1
春の嵐

 季節の変わり目に当たるころは、お天気の長期予報もよく当たる。昨日土曜日の予報は、一週間前から傘マークがついたままになっていた。そして、当日はそのとおりに降った。降ったというより、大嵐になってしまった。

 この日、私はグラウンドゴルフの当番にあたっていた。プレーの準備と後片づけが主な仕事である。予報では嵐になるといっていたが、NHKの朝ドラが終わるころになっても空は明るかった。もし中止なら、リーダーから電話連絡があるはずだが、それを決断できるまでの状況にはなっていなかった。

 9時前から他の2人とともに準備にかかった。雲行きは多少怪しくなっていたが、薄日も射しておりなんとかもつかもしれない。しかし、これだけ風が強いと、プレーを続けるのも大変だろう。どうせ参加者も少ないはずだ。ところが、メンバーは続々と集まり、とうとう普段どおりの40名に達した。

 9時半、私たちは砂塵の舞う中をスタートした。1ゲーム目の8ホールはあっという間に終わった。2ゲーム目に入ったあたりから大粒の雨がパラつきはじめた。風雨はさらに激しくなってきた。それでも高齢者たちは頑張った。スコアシートだけは濡らすまいと気をつけていたが、それも長くは続かなかった。ずぶ濡れになったシートは、とうとう強風に引きちぎられてしまった。

 頑張りもここまで、通常の半分の2ゲームで打ち切ることになった。