[風を感じ、ときを想う日記](1098)3/5
一気に春本番
天気予報では、晴れて最高気温は18度くらい、強い南風が吹きそうなので場合によっては春一番になるかもしれないといっていた。なるほど、今日は二十四節気でいう「啓蟄」にあたる。まさに暦どおりのお天気になりそうだ。
今朝の気温は、まだそれほどでもなかった。それでも、予報に従っていままでより一枚少ない格好で出かけていった。恒例のグラウンド・ゴルフに興じているうちに、だんだん暑くなってきて、途中でさらに一枚脱ぐことになった。
ところで、今日がそれに該当するという啓蟄のことだが、解説書にはこんなことが書いてあった。土の中で冬ごもりしていた虫たちが這い出してくるころ、フキノトウの花が咲き出すころ、と。まさにそのとおりになりつつある。
フキノトウは、先日エッセーで紹介したとおり、季節の食材として美味しくいただいたばかりである。また、虫が這い出してくることについては、わざわざそんなことをいう必要もないようだ。こんなに温かくなったら、虫だって穴の中にジッとしていられるはずがないのだから。
ふと外に目をやると、庭の木々に午後の穏やかな日射しがいっぱいに降り注いでいた。そんななか、二羽のメジロがツバキの周りを楽しそうに飛び回っていた。今朝、テレビで見た東ヨーロッパの嵐とはあまりにも違う光景である。
そういえば、そのとき予報されていた春一番の強風はどう判定されただろう。