空振りの初打席

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[風を感じ、ときを想う日記](488)2/5
空振りの初打席

 例年のことだが、1月はなかなかゴルフを楽しむ機会に恵まれない。前半は正月行事に、中盤は大きな会合と重なってしまう。やっと訪れたのが、25日にホームコースで行われる高齢者向けゴルフコンペである。

 ところが、23日から崩れ始めたお天気は、2日間に亘って太平洋側に大雪を降らせた。コース側は、高齢者の大事をとって早々に中止を決めた。私は12月の11日以来クラブを握っていない。グラウンドゴルフでなんとか飢えを凌いできたが、私のゴルフ渇望症もぼつぼつ限界に達しようとしている。

 あれからさらに10日が経った。今日日曜日はホームコースのスポンサー競技の行われる日だ。例年、この日は「箱根町長杯」に当たっている。高齢者向けと違って、月例競技は当日の8時45分までにエントリーすれば参加できる。さいわい天気もよさそうだ。気温も10度近くまでは上がるらしい。多少霞んではいたが、新湘南バイパスからの富士の眺めも格別だった。

 ちょうど8時にゴルフ場に着いた。駐車場はガラガラだった。みんな寒さに怖気づいたのかなあ。とにかく、クラブを担いで玄関に向かって歩きだした。いつもなら、係員が飛んできてキャディーバッグを引き取っていく。

 しかし、玄関は閉まったままだった。代わりに張り紙がしてあった。「積雪のため、クローズとさせていただきます・・」。あれから10日も経つのに!