今回が最後?の同期会

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[風を感じ、ときを想う日記](500)4/10
今回が最後?の同期会

 実家のある郷里に、3カ月ぶりに帰った。中学時代の同期会に参加するためだ。その会の案内状には、高齢になったので今回が最後になるかもしれないと書いてあった。参加しないまま本当にそうなってしまったら、後で後悔すると思い万障を繰り上げて出かけていった。

 近年は1年おきに開いており、みんなとは2年ぶりの再会となる。今回は、花祭りの日に郷里に程近い柳井市のホテルで開かれた。全国から三十数名が集まった。さすがに前回より少ない。それでも、案内状の例のフレーズが効いたのか予想以上の人数である。初めて参加した人も数人混じっていた。その人たちにとってはまさに“最初で最後”の参加になるかもしれない。

 予定時間は、お昼の12時半から夕方の5時までの4時間半。久しぶりなので、幹事は気を利かせて時間をたっぷりと用意してくれた。それでも、予定時間はあっという間に過ぎた。大半の人と、“今生の別れ”になるかもしれないと思うと、名残など尽きるはずもなかった。

 実家から会場までの道々、桜はいずこも満開だった。わがふる里にも、こんなにたくさんの桜があったのかと驚かされるほどにぎやかである。この桜もあと数日で葉桜になってしまうだろう。散りゆく桜を見るにつけ、“今回が最後・・”のフレーズがやけに実感をもって迫ってくる。