ヤット咲く

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[風を感じ、ときを想う日記](491)2/19
ヤット咲く

 毎月、第3土曜日は公園掃除の日である。元気な高齢者がたくさん集まって、早朝から街の中心部にある公園の清掃で汗を流す。この日も、霜柱を踏みながら、落ち葉や紙くずを精力的に掃き集めた。しかし、寒さは依然厳しく、とても汗を流せるような状況ではなかった。

 今日日曜日は、二十四節気でいう立春から雨水へと入った。しかし、寒気は依然居座ったまま、花の便りも本格的な声はほとんど聞こえてこない。しびれを切らして、一番先に咲くはずのマンサクの様子を見に行った。大庭城址公園の一番奥、人目につきにくいひっそりとした場所である。

 あった。やっと咲いていた。黄色が2本、オレンジ色のものが2本、今年も静かに花をつけている。まるで、縮れた毛糸を束ねたような面白い形をしている。例年より半月以上も遅れてのお出ましである。3年前、2009年2月1日のブログ日記には「マンズ咲く」と題して次のように書きとめている。

 「そういえば、もうマンサクの花が咲くころではなかろうか。2~3日前、どこかで咲き始めたと、テレビが伝えていたような気がする。とにかく現地に行ってみよう。明るく輝く陽光を受けて、いつもの取って置きのポイントに向かった。マンサクは、私の期待どおりの艶姿で待っていてくれた。」

 春はもうそこまでやってきているはずなのに・・。