2009-01-01から1年間の記事一覧

秋の週末

[風を感じ、ときを想う日記](302)9/28 秋の週末 秋も本番にさしかかると、週末にはいろんな行事が続けざまにやってくる。 一昨日の土曜日は、高校の同窓会で市谷まで出かけた。パーティーのあと二次会へと流れ、最後は同級生6人のカラオケパーテ…

尿酸値Ⅲ

[風を感じ、ときを想う日記](301)9/24 尿酸値 秋のゴールデンウィークがやっと終わった。日常活動も平常に戻るはずである。今月初めに受けた健康診断の結果もまとまっているころである。 医師からは、「データ的には全く問題ないが、血圧が少し高…

休日のETC

[風を感じ、ときを想う日記](300)9/23 休日のETC 昨日は、高校同窓生のゴルフコンペで赤羽ゴルフ場まで出かけた。曇りがちではあるが結構暑かった。「彼岸までにはまだ一日あるので、暑くても仕方がないか!」などといいながら、それでも気持…

秋のゴールデンウィーク

[風を感じ、ときを想う日記](299)9/21 秋のゴールデンウィーク 今日、9月の第3月曜日は敬老の日、国民の祝日である。毎年9月15日と定められていたこの祝日は、休日を増やすねらいから2003年以降9月の第3月曜日に変更されている。これによって、秋…

納車

[風を感じ、ときを想う日記](298)9/20 納車 前々から注文していた車がやっと入った。ピカピカに輝いている。新車特有のいい匂いもする。飛躍的な電子化に戸惑いながらも、シートに体を沈めるとちょっぴり偉くなったような気分にもなれる。 それは…

台風

[エッセイ 32](既発表 6年前の作品) 台風 報道によると、大型ハリケーン「イザベル」は、18日午後からワシントンをほぼ直撃、19日未明には首都の西側を通過してカナダに向かった。テレビは、ワシントンの大規模停電や水害の様子、そして街路樹が無…

小出川の彼岸花

[風を感じ、ときを想う日記](297)9/16 小出川の彼岸花 今日は朝からよく晴れ上がり、抜けるような青空が広がっていた。これだけ空気が澄んでいれば、彼岸花のその燃えるような朱の色も、きっと鮮やかに見えるはずである。まだ少し早いのではないか…

犬の臭い袋

[エッセイ 257](新作) 犬の臭い袋 わが家の愛犬の散歩は、朝は私が、夕方は家内が受け持つことになっている。椎間板ヘルニアの後遺症のため、いまも使い続けているオムツは、玄関を出たところで外してやることにしている。 10日ばかり前の夕方、犬を…

グランド・ゼロ

[風を感じ、ときを想う日記](296)9/11 グランド・ゼロ ニューヨークの世界貿易センター(WTC)が同時テロに襲われたのは、8年前の2001年9月11日であった。ここには、高さ417メートル、110階建てのツインタワーと、ほかに5棟のビ…

陽の極まれる日

[風を感じ、ときを想う日記](295)9/9 陽の極まれる日 今日、9月9日は五節句の一つ・重陽(ちょうよう)にあたる。旧暦に置き換えると、菊の季節にあたることから菊の節句としてお祝いされている。 中国の陰陽思想では、陽数(奇数)は縁起のいい数…

車庫の野良猫対策

風を感じ、ときを想う日記(294)9/7 車庫の野良猫対策 最近、わが家の周辺を野良猫が徘徊するようになって困っている。わが家の車庫を抜け、庭を横切っていくルートが彼らのけもの道になっている。その車庫は、屋根と側面は波板で覆われているが、後…

尾花

[風を感じ、ときを想う日記](293)9/5 尾花 今日は、朝からよく晴れ上がったので、午前中に散歩に出かけてみることにした。いわば、日中の一番日差しの強い時間帯の試運転である。場合によっては、明日あたりからゴルフを再開しようと考えているから…

風と酔芙蓉

[エッセイ 256](新作) 風と酔芙蓉 日本では、立春から数えて210日目を、とくに二百十日とよんでいる。台風襲来の確率が最も高い日とされ、それへの備えと注意を促すためだといわれている。その暴風を鎮め、五穀豊穣を祈るためのお祭りがある。富山市八…

オリンピック

[エッセイ 71](既発表 5年前の作品) オリンピック 競技の数だけドラマがあるという。そのアテネの空の下では、300ものドラマが生まれたことになる。今回の日本選手団の前評判は非常に高かった。その分、ドラマの起伏も大きなものとなった。 当日、柔…

嵐のあとの防災の日

[風を感じ、ときを想う日記](292)9/1 嵐のあとの防災の日 一昨日の日曜日、強烈な政権交代台風が日本中で吹き荒れた。これによって、日本の統治システムが大きく造りかえられることになる。まさに平成の大革命である。日本がこれからどう生まれ変わ…

ご近所の転出

[風を感じ、ときを想う日記](291)8/29 ご近所の転出 青い上薬の塗られた日本瓦が4~5枚まとめられては、屋根から直接トラックの荷台に投げ込まれられていく。つづいて、大型重機が本体の解体工事に入った。すぐ隣に建物があるので遠慮がちにやっ…

冷夏

[エッセイ 29](既発表 6年前の作品) 冷夏 先週の金曜日、しばらくぶりの暑さに見舞われた。その日の天気予報は、「今日は、今年最後の真夏日になるだろう」といっていた。今年の夏は暑い日があまりなかった。 暑くない夏は、なぜか寂しく物悲しささえ感…

車の買いかえ

[エッセイ 255](新作) 車の買いかえ 私の愛車は、ホンダのインテグラという4ドアセダンである。乗り始めてもうすぐ15年になる。大変気に入っており使い勝手も良かったので、いつの間にかこんな長い年月を乗ってしまった。まだまだ乗り続けたいが、メ…

処暑二日目

[風を感じ、ときを想う日記](290)8/24 処暑二日目 今朝の天気予報では、今日は北の高気圧から乾いた空気が張り出してきて、しのぎやすい一日になるだろうといっていた。朝起きた時はまだムシムシ感が残っていたが、そのうち予報どおりのさわやかな…

甲子園大会

[エッセイ 28](既発表 6年前の作品) 甲子園大会 先週土曜日、全国高校野球選手権大会、いわゆる甲子園大会の決勝戦が常総学園高校と東北高校の間で争われた。試合はわれわれの期待を上回る白熱したゲーム展開となり、最後は常総学園が4対2で栄冠を勝…

孫の来訪Ⅱ

[風を感じ、ときを想う日記](289)8/22 孫の来訪 椎間板ヘルニアを患うわが家の愛犬は、普段の散歩では町内を半周する程度である。そのミニチュア・ダックスフンドをつれて、孫たちとともに久しぶりに親水公園まで出かけてみた。犬も大喜びし、不自…

猛暑

[エッセイ 69](既発表 5年前の作品) 猛暑 東京都心では、7月20日に39、5度という猛暑を記録した。この日、私も新橋でこの熱波に遭遇した。昼食のためビルから一歩外に出た瞬間、乾いた熱気に全身を包まれた。聞けば、湿度は26パーセントしかな…

お盆の帰省

[風を感じ、ときを想う日記](288)8/18 お盆の帰省 その日、8月11日は、帰省のため朝5時に起きた。前夜から、台風9号の動きが気になっていたのですぐテレビをつけた。いきなり、「地震が来ます」と予報が流れ、続いて大きな揺れが襲ってきた。…

企業内夏祭り

[エッセイ 27](既発表 6年前の作品) 企業内夏祭り お祭り会場は、事業所の中央を走る広い通路に設けられていた。細長い広場ともいえるその通路の両側には、34もの露店が並び客の入りを競っていた。会場の一番奥には特設ステージも設けられていた。人…

海上の花火

[エッセイ 254](新作) 海上の花火 今年も江の島の花火大会を観に行った。いつもは、花火が始まる時間に合わせて現地に着くようにしている。そのため、15万人ともいわれる見物客で混みあって、観やすい場所までなかなかたどりつくことができなかった。…

東北四大祭り

[風を感じ、ときを想う日記](287)8/3 東北四大祭り 昨夜から青森ねぶた祭りが始まった。7日までの6日間、夜毎繰り広げられる。張り子の、大きな武者絵の行灯が、前後に「はねと」とよばれる踊り子を従えて街を練り歩く。毎年、二十数団体が参加し…

大地震

[エッセイ 26](既発表 6年前の作品) 大地震 先週土曜日、宮城県の北部を大地震が襲った。強い揺れは3波にわたった。その大地震は多数の負傷者と莫大な損害をもたらしたが、幸い死者は出なかった。この地震は、25年前に発生した宮城県沖地震再来の前…

向陽台

[エッセイ 253](新作) 向陽台 6月の末、仙台在勤のころ家族で5年間住んだ思い出の町を訪ねてみた。仙台OB会の翌日、実に28年ぶりの訪問である。 私たちの住んでいたところは、泉市の向陽台という戸建住宅のニュータウンであった。当時の泉市は、この…

尾瀬

[エッセイ 67](既発表 5年前の作品) 尾瀬 この季節になると、「夏がくれば思い出す はるかな尾瀬 遠い空」のメロディーがつい口をついて出てくる。この透きとおるようなメロディーと、水芭蕉というふだん目にすることのできない神秘的な花の名前が、私…

右肩上がりの梅雨前線

[風を感じ、ときを想う日記](286)7/29 右肩上がりの梅雨前線 九州北部から東北地方にかけて梅雨前線が延びている。時々消えたり形を変えたりすることはあるが、7月中旬以来ほぼ一貫してこの右肩上がりの形を維持している。北の冷たい空気が居座る…