啓蟄

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[風を感じ、ときを想う日記](894)3/7
啓蟄

 春になって、お天気の変化が早くなった。お雛さまと日曜日の重なった3日と、月曜日の4日は雨だったが、火曜日の5日はいいお天気になった。グラウンド・ゴルフの練習日でもある水曜日の6日もぜひ晴れてほしいと願っていた。

 この日は啓蟄にもあたり、春本番の到来ということで好天を期待していたが、朝起きてみたら小雨が降っていた。テレビの天気予報も、この日は一日中ぐずつくだろうと伝えていた。私の期待は早々に萎んでしまった。

 ところが、朝ドラを見ているうちに空模様はいい方へと動き始めた。いつもの広場に着いてみると、当番の人たちは早々に準備を終えていた。メンバーたちの出足は多少鈍かったが、それでもそこそこの人数に達した。

 湿り気の多い広場で、それでもみんな活きいきとプレーした。ただ、草地には高さ1センチ程度の泥の小山が無数に点在していた。ミミズが地上に吐き出したものと思われる。なんとも汚く、邪魔でしょうがない。

 ある人曰く、「今日は啓蟄なので、虫が這い出してきた跡なのだろうね」。「いや、これは、虫は虫でもミミズが呼吸をするために顔を出した跡だよ。雨で地中に水が溜まり、彼らが呼吸困難に陥ったためと思うよ。」

 かくして、この日、午前中は思わぬ好天に恵まれ、二十四節気とミミズの勉強会までできた有意義な一日となった。