秋はそこまでやってきた

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f:id:yf-fujiwara:20210913112236j:plain[風を感じ、ときを想う日記](1062)9/13

秋はそこまでやってきた

 

 二百二十日も無事通り過ぎたので、これで一安心と思っていたのに、南方にある台風14号が急に右折して日本本土を直撃するかもしれないという。このところ不順な天候が続いたので、それで勘弁してもらえると思っていたのに、なかなかすんなりとは秋を迎えさせてはくれないようだ。

 

 一方、コロナ禍の第5波は、峠の先に希望の光が見えてきた。それにつれて、緊急事態宣言は昨日の12日でおしまいのはずだった。巣ごもりで、じっと我慢を決め込んできたことがやっと報われるはずだった。しかし、そう甘くはなかった。ぐずつくお天気同様、なかなかスカッとは晴れてくれないようだ。

 

 そんな中、今日、久し振りに青空が覗いた。明日からはまた、雲の多い天気が続くという。とにかく、いままでの鬱々とした気分を晴らそうと、早々に散歩に出かけた。驚いた。すぐ目の前のキンモクセイに花がついていたのだ。まだ香りは薄いが、開花は間違いのない事実だった。

 

 さらに足を伸ばしていくと、道ばたに彼岸花が咲いていた。まだほんの数輪だが周りにはたくさんの蕾が突き出ている。赤だけではない、白いヒガンバナまである。その隣では、中秋の名月に備えてススキが美しい姿を整えつつあった。

 

 彼岸の中日まであと10日、やはり秋は確実にやってきていたのだ。コロナ禍での巣ごもりも、“待てば海路の日和あり”といきたいものだ。