コロナ禍の認知症対策

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f:id:yf-fujiwara:20210906163244j:plain[風を感じ、ときを想う日記](1059)9/6

コロナ禍の認知症対策

 

 コロナ禍は依然深刻な状況が続いており、緊急事態宣言は出されたままである。わが藤沢市だけ取り上げてみても、9月5日現在の累積感染者数は6,468人で死者数は50人に達している。われわれ高齢者も、予防接種は完了したものの、グラウンド・ゴルフを始めほとんどの活動を自粛して巣ごもりに励んでいる。

 

 一方、藤沢市によると、市の人口は440,409人、うち65歳以上の高齢者は108,012人、そのうち認知症およびその手前の人は30,242人だそうだ。なんと、高齢者の28.00%、3.57人に一人がそれに罹っていることになる。市が把握しているだけでこんな数になるが、実態はもっと深刻な状況にあるかもしれない。

 

 市では、「おれんじキャンペーン」という認知症対策を掲げその推進に取り組んでいるが、われわれ当事者も真剣に取り組まなければならない。その大きなテーマは、体力、とくに脚力の維持と脳の活性化である。それを高齢者自身で簡単にできることといえば、歩くことと人と対話することである。

 

 そんなことから、われわれが取り組んできたグラウンド・ゴルフなどは、その条件に当てはまる格好の野外ゲームではないだろうか。ワクチン接種はみな終えており、しかも屋外で適度な間隔がとれ、三密とはほど遠い距離にある。

 

 いまは、緊急事態宣言に合わせて活動を休止しているが、その行方にかかわらずグラウンド・ゴルフだけでも早期に再開すべきではないかと考えている。