十二月の光

イメージ 1

[風を感じ、ときを想う日記](612)12/7
十二月の光

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。

     ◇    ◇    ◇

 この月の初めごろにかけては、小春日和と呼ばれる日射しの柔らかなうららかな日和に恵まれます。初冬とはいってもまだ冷え込みは弱く、縁側で猫でも抱いて、うつらうつらしたくなるような穏やかな日々の連なりです。

 それが、師走も半ばになると、朝晩の冷え込みは一段と厳しくなり、木枯らしの吹きすさぶ冬らしいお天気に変ります。やり残したことをなんとか年内に片づけておこうと、気ぜわしく動き回るようになるのもこの頃からです。

 それでも、暮れもいよいよ押し詰まってくると、クリスマスには特大のケーキが、そして大晦日にはこたつの中で紅白歌合戦が楽しめるはずです

     ◇    ◇    ◇

 今日は二十四節気でいう「大雪(たいせつ)」にあたる。ものの本によると、・・山はもとより平野部にも雪が積もる。熊は冬眠に入り、南天の実は赤く色づく・・頃だと解説されている。たしかに、昨日までは穏やかな小春日和が続いていたが、今夜あたりから冷え込みが一段と厳しくなるという。

 冬至までにはまだ2週間もあるが、夜明けはすでに一年で一番遅い時期を迎えている。晴れた夜空と遅い夜明け、朝が冷え込むのは当然であろう。