パソコンの空き容量を増やす

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[エッセイ 381]
パソコンの空き容量を増やす

 ある日、撮ってきた花の写真をパソコンに入れようとしたら、メモリーの容量が一杯でこれ以上は入らないという表示が出た。そこで、不必要なデータ、とくに写真を重点的に「ゴミ箱」に入れ、そのゴミ箱も空にした。それでも、写真を5枚入れたところでまた満杯のサインが出た。ゴミ箱を空にしても、コンテンツが消えただけで、データを完全に消去したことにはなっていない。いわば、臭いものにふたをしただけで抜本的な対策にはなっていないのだ。

 近所の、その道に詳しいグラウンドゴルフの仲間に聞いてみた。Glary Utilitiesの「空き領域の消去」ソフトを使えば少し空いてくるという。さっそくやってみた。少しは余裕が出てきたようだ。一方、娘婿にも同じことを聞いてみた。彼は、フォルダをローカルディスク(C)からローカルディスク(D)に移すことができ、空き容量を確保することができると教えてくれた。

 まず、大容量のUSBメモリーに全部のデータをコピーし不測の事態に備えた。その上で、ローカルディスク(D)に移す具体的な方法をインターネットで調べ実行した。スタート⇒ドキュメントを右クリック⇒プロパティをクリック⇒ドキュメントのプロパティの画面で「場所」タブの「移動」をクリック⇒移動先の選択の画面でローカルディスク(D)を指定し、「フォルダの選択」をクリック⇒ドキュメントのプロパティの画面に戻ったのでOKをクリック。これで完了かと思ったら、ファイルたちがみな行方不明になってしまった。再び娘婿の力を借りて、やっとそれら全部を探し出すことができた。

 容量に余裕ができたところで、そのままになっていたあの写真を再びパソコンに取り入れようとした。ところが、そのデータはいままで使っていたローカルディスク(C)に入ってしまった。どうやらプログラムがそうなっているらしい。これ以上のことは私には荷が重すぎるので、画面上でローカルディスク(D)にドラッグすることにした。翌日、新しい文書を作ろうとしたら、やはり同じことが起きてしまった。今度も写真の時と同じことを繰り返した。

 ここで、改めて対策後のコンピュータの空き容量をチェックしてみた。
ローカルディスク(C) 総容量=49.9GB、うち空き容量=5.96GB
ローカルディスク(D) 総容量=86.0GB、うち空き容量=84.9GB

 ローカルディスク(D)には、あんなにたくさんのデータを移したのに、1.1GBしか埋まっていない。ローカルディスクにはCとDがあり、それぞれに重要な役割があるはずなのに、使用量はなぜCに偏っているのだろう。

 かくして、紆余曲折の末、容量不足はとりあえず解消した。しかし、私にはまだ、いかに簡便に使いこなすかという大きな課題が残ったままである。
(2013年11月29日)