高齢者のゴルフコンペ

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[風を感じ、ときを想う日記](611)11/22
高齢者のゴルフコンペ

 町内の高齢者15名は、まだ薄暗いうちに小型観光バスで富士の裾野に向けて出発した。富士スピードウェイにほど近い、丘陵地に広がるゴルフ場が私たちの戦いの舞台である。朝焼けに輝く富士山が私たちを優しく迎えてくれた。

 町内のゴルフコンペへの参加メンバーが確定したとき、その数は20名だった。ゴルフ場のプレー代は、17名以上だと一人1000円引きとなる。バスは24人乗りの小型観光バスをチャーターしたが、その費用を20名で分担すると、一人当たり3千4~5百円と結構リーズナブルに上がる。

 ある日、その内の一人から、幹事の私のところに電話があった。体調を崩して当分プレーできそうにないというものだった。その数日後、別の人から転んで骨折したといってきた。その日が近づくにつれそんな人が次々と現れた。さらに直前になって、親族に不幸があって・・というのが2件もあった。

 結局、不参加者は20名の内の8名に達した。急遽、隣町から3名の応援を得て、なんとかコンペとしての体裁を整えた。幸い、お天気にも恵まれコンペは期待以上に盛り上がった。不参加者には相応のキャンセル料を負担いただくことで、割高となった参加者の負担を少し補てんしてもらうことにした。

 今回は、あくまでもレアケースと信じたい。しかし、高齢者の団体行動がハイリスクであることになんら変りはない。次回幹事の心労が思いやられる。