小雪

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f:id:yf-fujiwara:20211122133834j:plain[風を感じ、ときを想う日記](1076)11/22

小雪

 

 今日は、二十四節気でいう「小雪(しょうせつ)」に当たる。“寒さが増し、雨が雪になる”と形容される季節の区切りである。暦の上では、すでに半月前の「立冬」をもって冬に入ったことになっている。しかし、実態からいえば、このころからやっと冬の足音が聞こえてきだしたというところではなかろうか。

 

 秋の花であるキクたちが終盤を迎えた。あれだけきれいだったザルギクが、茶色く変色して無残な姿をさらしている。その一方、冬の花であるサザンカが最盛期を迎え、赤やピンクの花びらを容赦なくあたりに散らかしている。近所では、ケヤキの葉っぱが色づき始めたと思ったら、あっという間に半裸となっていた。

 

 そんななか、先週の土曜日には、公園の清掃活動に参加した。落ち葉がずいぶん増え、高齢者たちが精力的にそれらをかき集めていた。それでも、落ち葉はまだ始まったばかりで、これから年末にかけて本番を迎える。そういえば、紅葉の代表格であるカエデや、黄色く染まるイチョウもこれからが見ごろとなる。

 

 今朝から西日本を襲っている強力な前線が、午後には東日本にやってくるらしい。雷雨はもとより、突風の恐れもあるという。そして、明日からは一段と冷え込むようになるそうだ。昨日まではよく晴れて、気温も高めに推移していた。おかげで、快適な小春日和を存分に楽しませてもらうことができた。

 

 そして今日の大雨を境に、いよいよ本格的な冬がやってくるようだ。