グリーンベルトの大祓

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[風を感じ、ときを想う日記](583)6/30
グリーンベルトの大祓

 今日、6月30日で、今年の前半が終わる。ついこの間お正月を迎えたと思ったら、もう半分が過ぎてしまった。時の経つのは早いものだというのが実感だ。この半年、世間では、笑った人、泣いた人、ただ平凡に月日を見送っていった人など、悲喜こもごものドラマが展開されたはずである。

 そこで、歴史の嫌いな人も、半年に一回くらいは後ろを振り返ってみるのも悪くないのではないだろうか。反省は次の半年間のステップアップにもつながるはずだ。全国の神社では、この日、過ぎ去った半年間の穢れを洗い流す行事が行われた。「夏越の大祓」(なごしのおおはらえ)という神事である。

 わが町内では、自治会総出でみんなの共有財産であるグリーンベルトの大祓を行った。グリーンベルトとは、住宅地の中央を流れる小川と道路に挟まれた、幅1メートル足らずの土手に相当する部分である。みんなで手分けして低木や花などを植え、地域の環境の維持向上に努めている。それでも、この季節になると木が伸びすぎたり雑草が生い茂ったりするところもでてくる。

 午前10時に、それぞれの班単位に現場に集まり作業に取り掛かった。雑草を引き抜く人、伸びすぎた枝を払う人、それらをゴミ袋に詰める人など作業は手際よく進められた。チェンソーによる機動部隊も応援として巡回してきた。グリーンベルトの大祓は1時間足らずで終わった。

注)大祓に関する記事は過去2回投稿しています。恐れ入りますが、このままページをさかのぼって、ぜひご参照ください。
・ページ61 2010年6月30日付
  ブログ日記-367「夏越の大祓」
・ページ150 2007年7月2日付
  エッセイ-175「茅の輪潜り」