伊勢原あやめの里

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[風を感じ、ときを想う日記](582)6/26
伊勢原あやめの里

 ちょうどこの時期、2年続けて遠くへ出かけていた。そのため、伊勢原のあやめの里へはしばらく行っていない。あそこのアヤメは、もう季節を過ぎてしまっただろうか。思い立ったのだから、とにかく行ってみることにした。

 すでに催しものの期間は終わり、平日ということもあって辺りは閑散としていた。あぜ道では老夫婦と思しき二人連れが3組ばかりぶらつき、菖蒲田の中ではやはり年老いた夫婦が花の手入れに精を出していた。

 花はまばらになり、終わりに近づいていた。それでも、アヤメの美しさは十分に楽しむことができた。白、むらさき、あるいは両方が混じりあったものなど、色や種類は豊富だった。花はやっぱり、満開直前くらいが魅力的だ。少ししぼみかけたのを見かけると、どうしても目をそむけてしまう。

 途中まで足を運んで気がついた。奥の半分が菖蒲田から水田に変わり、稲が植えられていた。もともと休耕田を利用し、地域おこしを兼ねて始められたものだが、ねらい通りにはいかず縮小してしまったようだ。そういえば、菖蒲田として残されている一角も、放置されすっかり雑草に覆われていた。

 このあやめの里は、今年もイベントが催され臨時バスも運行されていたという。維持管理の厳しさは分かるが、あやめの里として売り出している以上、それなりのレベルは維持しなければならないのではなかろうか。

注)ここに植えられている花は、すべてがカキツバタ(アヤメ科)のはずである。

注ー2)伊勢原あやめの里と、”あやめとかきつばた”については、5年前に詳しく書きました。
 恐れ入りますが、このまま126ページまでさかのぼってご参照ください。
 エッセイー213 「いずれあやめか、かきつばた」・・2008年7月1日付