吉野山への旅こぼれ話

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[風を感じ、ときを想う日記](567)4/15
吉野山への旅こぼれ話

 この週はお天気が安定していると聞いていたのに、寒気団が南下してきたとかで空模様はあやしくなり寒ささえ感じられた。なんと、吉野山花見ルートの一番奥、義経が隠れていたという“かくれ塔”の側には雪のかけらまで転がっていた。標高800mを超える山奥、それくらい当たり前なのかもしれない。

 今回利用したホテルは、住宅会社が全国展開しているリゾートホテルだった。そのチェーンには珍しく、橿原神宮前駅の駅前にあり電車で吉野に行くには大変好都合だった。朝食は例によってバイキングスタイルだが、嬉しいことに奈良名物も並べられていた。茶粥、奈良漬、春雨、吉野豆腐、三輪そうめん、大和茶などなど・・。その延長線上で、帰途の昼食は柿の葉ずしにした。

 今回は、京都と吉野の間の鉄道を何回も利用した。ただ、JRと近鉄の乗換客のことは全く考慮されておらず、郡山駅では両社の駅の間を15分以上も歩かなければならなかった。鉄道といえば、エスカレーターでの立ち位置は、関東と関西で左右逆の習慣になっている。よく知られていることだが、現地ではその都度戸惑ってしまった。ところが、京都駅で新幹線の上りホームに上がるときは、関東の客が多いせいかみなちゃんと左側に立っていた。

 帰宅後、久しぶりに花粉症の目の痒さを覚えた。そういえば、吉野といえば杉材のトップブランド“吉野杉”の本場ではなかったか。