春雷明け

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[風を感じ、ときを想う日記](148)3/15
春雷明け

 引地川の中洲の芦が無残になぎ倒されている。水嵩はかなり低くなってはいるが、濁り具合は昨夜のままだ。谷が深ければ山は高いといわれるが、今日の抜けるような晴天が、昨夜の春雷のすごさを物語っている。
 
 白い部分が目立ちはじめた白木蓮の、花びらの角度が45度まで開いてきた。いよいよ、最終の追い込み段階にかかってきたようだ。最終段階といえば公共工事もそうだ。立ち退き交渉に手間取り、もう何十年も雨ざらしになっていた新しい幹線道路が開通を目前にしている。
 
 “木蓮も 現場も一気に 年度末”
 
 公共工事は、年が明けたころから急にピッチが上がってくる。どこでも、いつの時代でも、その傾向に変りはないようだ。人間、区切りがないと、追い詰められないとなかなか腰が上がらないようだ。

 現場の看板を細かく観察しているともっと面白い。最初の完工予定日3月7日が、その2~3日前になると3月14日に書き換えられている。本当に間に合うのかなと思っていたら、いつの間にか3月29日に改められていた。

 もう後がない。