風と河津桜の春一番

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[風を感じ、ときを想う日記](890)2/7
風と河津桜春一番

 3日前、自動車学校の南側に植えられた河津桜の様子を見に行った。数輪のつぼみが大きく膨らみピンクに染まっていた。開花は時間の問題と思われた。そして今日、強い南風の中をその子たちの様子を見に行った。先日見たあの数輪が、見事に花開いていた。「開花」といえるだろうか?

 桜の開花についてはちゃんとした定義があった。その地域の標準木で、5~6輪以上開いたら開花宣言が出されるそうだ。今日昼過ぎに見てきた桜は、3~4輪開いている木が3本あった。今日のこの暖かさでは、夕方までには規定数を超え、開花状態に達するかもしれない。いよいよ春だ。

 それにつけても強い南風だった。日射しも結構強かったので、帽子は被らないわけにはいかないが、いっときもそれから手を離すわけにはいかなかった。ツバに強風を受けると、一瞬のうちに飛ばされてしまう。桜を見る間もずっとその姿勢で見上げていた。ひょっとしたら、春一番?まだその宣言は出ていない?

 春一番にもちゃんとした定義があった。「立春から春分の間に吹く南寄りの強い風」。ネットでデータを見たら、藤沢市の12:50現在の風は19.9メートル、それに見事に合致していた。おまけに、とにかく暖かい。

 宣言がまだ出ていないとしたら、まさに春一番である。河津桜の、春一番の開花とともに・・。