三月の風

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[風を感じ、ときを想う日記](1019)3/5

三月の風

 

 今月の「ゆうゆう通信」には、巻頭の挨拶として次のような小文を載せた。

 

 ・・・あの、濃いピンクに彩られた河津桜が、いまを盛りと咲きほこっています。

 

 あの桜は、昭和30年に河津川沿いで偶然発見されたものだそうです。後に、大島桜と寒緋桜が自然交配して生まれた新種と判り、昭和49年に河津桜命名されました。2月上旬から3月上旬が花の時期で、濃いピンクの花が1カ月以上も咲き続けます。

 

 私たちの地元での見どころは、駅に通じる坂道、郵便局の脇、自動車学校、そして極めつきは親水公園の50本以上にものぼる並木です。以前は伊豆や三浦など、遠くまで足を延ばさなければなりませんでしたが、いまでは近くで十分楽しめるようになりました。

 

 春とは名ばかりです。桜でも眺めて、元気にコロナ禍を乗り越えていきましょう。・・・

 

 この挨拶文を書いたのは2月20日ごろのことである。せっかく書いたのに、開花がどんどん先行して、“通信”配布前に散ってしまうのではないかと気をもんでいた。なんとか間に合ったが、桜はいまではすっかり色あせてしまった。

 

 そんなことから、この記事も少しでも花のあるうちにと思い平素より早めに紹介することにした。