レコード大賞

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[風を感じ、ときを想う日記](883)12/31
レコード大賞

 エッ?今年も乃木坂46だったの!今年のレコード大賞に決まったのは、結局、昨年と同じ女の子たちのグループだった。年末のもっとも慌ただしい夕べ、5時間半という膨大な時間をかけて選んだ結果である。

 老若男女、全国の視聴者をこれだけの長い時間引きつけておこうとすれば、それ相応の内容が必要である。番組の中にいくつもの山を設けなければならない。その山の一つひとつが賞の発表である。山が多ければ沢山の賞が必要になる。

 かくして、もとはレコード大賞1つだったものが、膨大な数の賞になってしまった。レコード大賞:1、優秀作品賞(レコード大賞のノミネート):10、最優秀歌唱賞:1、最優秀新人賞:1、新人賞(最優秀新人賞のノミネート):4、特別賞:4、最優秀アルバム賞:1、優秀アルバム賞(最優秀アルバム賞のノミネート):4、作曲賞:1、作詞賞:1、編曲賞:1、企画賞:9、日本作曲家協会推奨:1、功労賞:3、そして特別功労賞:6の15種類である。

 長時間でうんざりする大晦日の「紅白」でさえ4時間半である。人気の頂点にある人たちを上から44組かき集め、NHKの総力をあげてもこれが限界であろう。その紅白を1時間も上回る番組に仕立て上げようというのだから大変だ。

 かつては、紅白の前座的な番組として大晦日の夕方に放送されていた歌番組が、こんなとてつもないお化け番組に変身しようとは・・・。