高校の同窓会

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[風を感じ、ときを想う日記](871)9/30
高校の同窓会

 今年も賑やかな同窓会となった。とくに嬉しかったのは、20歳の若者が2名参加してくれたことだ。我が母校は、人口減少に伴い他校と統合されて、形の上では消滅したことになっている。その若者たちは、統合後の“母校”の卒業生である。新しい後輩の誕生を諦めていただけに、みんなの喜びはひとしおであった。

 会場はいつもの新宿の有名ホテル、参加者は大幅に増えて72名、郷里から駆けつけてくれた後輩の町長や県議会議長も含まれていた。ありがたいのは、統合後の校長も、例年必ず参加していただいていることである。

 同級生は私の他2名が名前を連ねていた。ただ、ショックだったのは、自分たちの卒業年次が実質的に上から2番目だったことである。もうすぐ最年長になるか、あるいはその前に頓挫してしまうか、傘寿のわれわれにとっては大きな岐路に立たされているわけである。

 そういえば、関東地区のこの会の会長は我々より9歳も若く、幹事長に至っては18期も後輩である。つい最近まで、同窓生の中堅と思っていたが、いつの間にかそんな年になっていた。世代交代は確実に進んでいるようだ。

 それはともかく、統合後の後輩たちも立派に頑張っているようだ。在校生たちの勉学と課外活動両面における活躍の様子や卒業後の進路など、校長からのお話を伺うにつけ、大変頼もしく誇りに思っているところである。