会社OB会’12

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[風を感じ、ときを想う日記](539)11/8
会社OB会 ’12

 今年も、会社OB会のシーズンがやってきた。永年、渋谷の有名ホテルを使ってきたが、今回は出費を抑えるためある社員クラブに会場を変えた。会員の高齢化が進み、冠婚葬祭にまつわる持ち出しが増えてきたためである。
 
 この会は、会社でそれなりに活躍したOBたちで構成されている。会員数は少し減って95名、年齢順に並べられた会員名簿の51番目に私の名前があった。また少し、終点に近づいたことになる。一番上に行きつくまで、途中で削除されることのないよう頑張りたいものだ。

 昨日の総会に参加した人は、会員の半数近い人だった。いずれの顔も加齢による疲れは隠しようもないが、それでもみな元気そうで、持ち前の覇気が全身から溢れ出ているようだった。もっとも、この会に出てこられるような人は、普段からそれなりに元気に活躍している人たちなのかもしれない。

 ここ数年、OB会の存立基盤である母体企業の事情が大きく変わった。世の中の趨勢ではあるが、母体企業が他の複数の企業と経営統合を進めているのだ。すでにあらゆる血が混じり合い、わがOB会とは色合いが異なりつつある。

 同郷人の親睦会も母校の同窓会も、そしてこの会社のOB会も似たような事情にある。新入会員に純血を求めることがだんだん困難になり、いずれ存立意義を問われるときが来るかもしれない。